椿 三十郎 | 私が見た映画たち

私が見た映画たち

映画は好きだが、時間もお金もない私。

それでもめげずに見てきた映画たち。

ホメたりけなしたりと忙しい…

本ブログがキッカケでここに載った映画たちのいずれかに興味を持っていただければ、幸いに思います。

とある社殿の中で密議をこらす9人の若侍。彼らは、上役である次席家老・黒藤と国許用人・竹林の汚職を暴こうとしていた。その粛清を求める意見書は城代家老の睦田には撥ねつけられたが、大目付の菊井に受け入れられ、この社殿に集められたのだった。するとそこへ、よれよれの紋付袴姿の浪人が現われる。そして彼は、正しいのは睦田で、菊井が黒幕だと言い放つ。その通り社殿は菊井の手下に包囲されてしまっていた。だが浪人が独りその窮場を凌ぎ、敵方の用心棒・室戸半兵衛は浪人が只者でないことを知る。やがて浪人は、意気上がるも不安げな若侍たちに一肌脱ぐこととなるのだが…


世間知らずだけどもまっすぐで正義感に溢れ、本気で藩の行く末を案じている若者たち。

今の日本にこういう若者は存在しているのだろうか?

こういう若者がいれば世の中少しは良くなるかもしれない。

それなりに勉強して世間に名の知れた大学に入っただろうに、大麻を栽培して吸って、それがなぜ悪いのかとうそぶいている若者ならぬバカ者ばかりかも…


浪人はたまたまその社殿に居合わせただけだったのだが、なぜか若侍たちに手を貸し、正義感はあるが世間知らずの彼らにあれこれ知恵をつける。なぜ圧倒的に形成不利な若侍側に手を貸したのかは謎だが、浪人=椿三十郎も過去に似たようなことがあったのではないかと思った。そして、それが浪人となった理由かもしれないと。若侍たちにかつての自分を見たのだろうか?と思った。

私はオリジナルは見たことはない。が、織田裕二はそれ程悪くないなと思いました。同期のトレンディー俳優だった加勢大周とは明らかに明暗が分かれたなと思いました。

椿たちに捕らえられ押入れに閉じ込められていた(でも奥方様が出しちゃって食事まで提供しちゃった)こんな疑うことを知らない奥方様にかかっては逃げるに逃げられず、自ら押入れに入っては、何か意見を言うときだけ出てくる木村役の佐々木蔵之介、いい味出してたな。最後に室戸が椿より年下だって設定には驚いた。どう見たって室戸役のトヨエツの方が年上に見えるもの。これじゃ、椿が室戸にかつての自分を見る思いという設定が成り立たないな。


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