ムーンライト工房 -5ページ目

ペットロス症候群

うちの猫
おんじゅんとふうが
老衰とはいえ
たて続けに亡くなり
家猫数はたった3匹に…

そして私は
どうやらペットロスに…

メランコリー
で元気が出ないばかりか
めまいや頭痛にも襲われ
気がつくと
ブログの更新も
ままならなく
なっており
いい年をして
ため息の毎日…
 
でも
今日になって
ようやく
復調の兆しが…

棚の上の2匹の黒猫に
登場してもらって
元気を頂こう☆

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

アンブローズ・ビアス「悪魔の辞典 」

  The Devil's Dictionary

 未来」(Future)名詞 

   我々の仕事がうまくいき、友人が常に忠実で、
  我々の幸福が確実なものとなる一時期。


月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房


遙か昔、中学生の頃だった…
ビアスのこの辞典を最初に読んだのは。

ブラックユーモアや痛烈な皮肉に満ちた内容の中で、
「未来」の項は私にとってリアリティーのある言葉で
必ず訪れる時代だと勝手に信じていた。

しかし今、「あの頃の未来に僕らは立っているのかな…」
という時期になってまんまとビアスの術中にはまり込んで
しまっていることに気づき絶句…

私の「未来」は尚も持ち越し。

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房


 因みに

 恋愛」>(Love)名詞

  一時的精神異常だが、結婚するか、この病気の原因となった外的な力から
 患者を遠ざければ簡単に治る。
 この病気はカリエスその他の病気と同じく、人工的な環境に暮らしている
 いわゆる文明人の間で発生し、清らかな空気を吸い粗末なものを食べて
 暮らしている野蛮人はこの病気の災いから完全に逃れている。
 この病気は命取りになることが時にある………


月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

宮島 厳島神社 阿吽

広島旅行の際訪れた宮島の厳島神社。

ここにある九尾の狛犬は
見事な存在感だ。

狛犬は沖縄のシーサーを含め多種多様で
中には気の抜けたものや
笑いなしには見られないものもあるが
神社の守り神としては
それなりの迫力がないと
悪霊も退散しないのではないかと思う。

いわゆる阿吽の呼吸。
呼気と吸気で、口を開いている方が阿(あ)、
閉じているのが吽(うん)である。
両者の息の合った状態を言うのだが、
阿吽は物事の初めと終わりも示している。

多くの生き物は口を開け泣きながら生れ閉じて死ぬ。
つまり生と死を象徴しているとも言えるだろう。 

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房


月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房


月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房


月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房


月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房


月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房


昼・原爆ドーム・広島 3

ー夜の感覚・昼の論理ー


月明りの下で頬を伝った涙も

明るい陽光の下で消えている


ゆうべの悪夢は目がさめれば跡形もないが

広島の悪夢は紛れもない現実として


そこに歴然と横たわる…


月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房
月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

夜・原爆ドーム・広島 2

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房
 





















今回旅行先を広島にするには少しばかりの覚悟が必要だった。

それは若き日に読んだ1冊の本があまりに鮮烈で脳内へ克明に刷り込まれているためだ。

「南京 広島 アウシュヴィッツ」

それがその本のタイトル。著者は黒田秀俊。

そして本の帯には、今でも忘れることのできないフレーズが書かれていた。 

「人類の 理性と英知と文明を

 否定した 大量殺戮の数々ー

神もおののく 地獄と修羅の真実」



夜・原爆ドーム・広島

路面電車を降りて暫く歩いた
夜風が頬に心地よい

河に架かる橋まで来た時
同行した友人が足を止め
向こう岸を指差した

するとそれまでの喧騒が嘘のように
夜の闇に溶けて静寂に包まれて行き…

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
対岸に現れたドームは
ライトアップされ
非日常的な幻想空間を創り出しており
その存在感に圧倒された
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房


ヴィヴィアン・リー

ヴィヴィアン・リーは

1939 『風と共に去りぬ』
1951 『欲望という名の電車』

圧倒的な存在感で、二度のアカデミー賞
主演女優賞を受賞。

しかしながらその生涯は…

やはりエトワールの宿命から逃れることが
出来なかった。

ヴィヴィアンの二度目の結婚相手は、
イギリス人で世紀のシェイクスピア役者、
サー・ローレンス・オリビエ。

オリビエの告白本によると
オリビエとヴィヴィアンとの関係は
1937年の映画「無敵艦隊」
での共演をきっかけに始まっっている。

しかし当時オリビエには妻がいた。
ジル・エズモンドと言い、ヒッチコックの
初期時代の作品「スキンゲーム」のヒロイン。
二人はオリビエの熱烈求愛の果て結ばれていた。

オリビエにとっては怯えながらの
2年にわたる不倫生活だったという。

アメリカで「風と共に去りぬ」のヒロインが難航していた時
ヴィヴィアンはイギリスにいた。
既にハリウッドでブレイク中のオリビエは恋人をイギリスから
呼び寄せ制作者に紹介した。

結果…運命のキャスティングでスカーレット・オハラが誕生。
そして完成した映画は、史上稀に見る数々の栄光を手にすることに……

それぞれが離婚を経て、二人は1940年に再婚。
しかし・・・

1944年にヴィヴィアンは結核に侵される。
今と違い結核は死に至る病だった。

そしてヴィヴィアンの別の病が本格化する。
双極性障害(躁鬱病)。

双極性障害は統合失調症と並ぶ精神病であり
短期に治癒することは難しい。

原因を作り出したのは人である。人との関係である。

私は世の中で怖いものはほとんどない…
ただ人の心だけには畏怖の念を持っている。


オリビエの心は既に第3の女性に傾き始めるていたが、病を抱える
妻との関係は断ち切れない。
その関係は20年続いたが1960年に破局を迎え離婚。

1969年ヴィヴィアンは慢性結核がもとで
喀血し死去した。

享年53歳。



月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

ヴィヴィアン・リー「風と共に去りぬ」

・・・さてさて・・・

次のエトワールはスカーレット・オハラに決定☆

深津絵里 「駅路」 

映画「悪人」を見た。

既に評価は高いが改めて
深津絵里の演技に打たれた。

同時に去年の春、フジテレビで放映された
あるドラマが蘇り、もう一度見たいと思った。

が・・帰りの車内で不安に襲われる。

我が家の映像ライブラリーは、
書棚の上で整然とはしている。

しかし
CM入りの未編集の物や保管の必要性が
微妙な作は、別の「ボックス」に入れられており、

もともと怠惰な人間であり、
管理もいい加減な私にとって、

場合によっては
陽の目を見ずに有るはずの物が消えて
しまうことも有り得た……

帰宅しその一群を全て箱から出し
急いでチェック。

そして…中に、無造作に付箋が本体へ
直接貼られているビデオを見つけ
ほっとした。

付箋には小さく「駅路」と書かれていた。

昨年は、松本清張生誕100年。
同時に、向田邦子にとっても生誕80年の年、
それを記念して作られたものだ。
二人のコラボはこの作のみ、向田邦子が30年位前に
書いた脚本は本人にとって唯一のミステリーだ。

清張の短編を向田邦子が人間ドラマに書き換えた。
十朱幸代、木村多江、北川弘美…
それぞれの女性心理がかなり怖い。

人はなぜ生きるのか。人生の終着点に近づいた時
何を思うのか…

深津絵里のヒロイン像は印象的で
テーマに説得力を与えていた。

月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

ノーマ・ジーンとマリリン 2

鑑賞終了。

この映画はモンローの実像を描く為の状況設定と
主役二人の熱演に見るものがある。

ノーマ・ジーン / アシュレイ・ジャッド
月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房

マリリン / ミラ・ソルヴィーノ
月光ダイアリー ☆ ムーンライト工房


母親のグラディスの神経衰弱的存在感。
教会内を全裸で歩むノーマ・ジーンの妄想世界には
目を奪われた。

実物よりはるかにチャーミングな、アシュレイ・ジャッドの
ノーマ・ジーンは、整形手術でミラ・ソルヴィーノのマリリンに
無理やり変身する。
これが実に映画的シークエンスでユニーク。

そしてノーマ・ジーンとマリリンが二重人格的に分裂し
同一画面に二人の女優が登場し会話するという状況を作り出す。

しかし映画はモンローの心の深層へ降りる事はない。
シナリオは表面的で浅く、監督の力量も不足していることは
否定出来ず、後半はテレビの再現フィルム風だ。

祖母、母親から受け継いだ精神疾患を恐れるモンローは
絶えず不安だった。
愛を受けることなく育った魂は愛を知らず、誰にも愛を与える事が
出来なかった。
三度の結婚にも満たされること無く孤独感にさいなまれた。

モンローは何らかの関わりをもった多数の男性と「関係」を持った。
異常性欲が病状のひとつとも考えられる。
やがて境界性人格障害とも思われる言動が続き、次々と人間関係が破綻。

そして薬物依存は…破滅的な道をたどっていく…


<ネタバレ注意>
映画では死の瞬間について、突っ込んだ描き方をしていない。
精神状況の悪化故の無茶な薬の飲みすぎで死んだ・・・風であり
不満を残すが、ここで描くのには無理があるのだろう。

何しろ実際は死の現場に、
薬を飲んだはずのコップが落ちていない…
表ざたにしたくない事実が書かれているであろう日記が消失…
直前の電話記録が抹消…

など、偽装以前の不自然個所が幾つもある。
そしてその後、モンローのお相手だった二人、ジョン・F・ケネディと
弟のロバートの暗殺…。

裏の世界は存在するが表に現れる事が無い。
事実を知りすぎたモンローも消されてしまったのだろう。

36歳で散った大輪の花…最後に運命のひとこまを。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大統領の誕生パーティーの晩、モンローの出演を知ったケネディの妻、
ジャクリーンは出席を取りやめた。

アルコールに精神薬を入れて飲みメロメロだったモンローは、
衝動的に切り裂いたドレスを辛うじて繕ってもらっていた。
司会の紹介にタイミングをかなりずらし登場する…