さて、かなだいはと言えば。
ミュージカル曲ではない新プロを披露。
ケイトリンが1年前につくったナンバーではなく、1週間前のブルームオンアイスあたりに大ちゃんと哉中ちゃんの二人で振付けた、できたてホヤホヤの新プログラム『Symmetry』。
新プログラムの欠片は、ORICONのYouTubeから配信されている。
実際にPIWを観てきたが、新プロには新しいリフトが3つもあり、ダンススピンも入っていて、意欲的なプログラムとなっていた。
テレビ出演や雑誌取材など忙しい中、よくぞここまで準備してきたなと。
大ちゃんは振付けができないと常々言っているけど、だいぶ無理のハードルが下がってきているような気がする。
『滑走屋』で何曲も振り落とし作業をした効果かな。
哉中ちゃんのソロプログラムも振り付けたし。
2024/05/02に放送される「モニタリング」の中で育三郎くんが歌う「美女と野獣」で大ちゃんが滑るそうだが、それも大ちゃんのセルフコレオだという。
競技から引退後、大ちゃんのところには振付けの依頼が沢山きたと言うけど、すべて断ったと話をしていたことがあった。
以前から思ってることだけど、哉中ちゃんと一緒ならば振付けは問題ないんじゃない。
振付けは一人でやるものとは決まっているわけではないし、"かなだい"というチームで振付けをしてもいいと思うんだけど。
そして、衣装は多様性を意識したようなアシンメトリーなつくり。
今回の「A NEW PROGRESS~BROADWAY ROCKS!」は多様性もテーマになっているらしいので、それを汲み取ったのか、それとも偶然なのか…。
衣装の色は、大ちゃんが白で、哉中ちゃんが黒。
かつて白い衣装はちょっと…と言っていた大ちゃんだけど、『SORANBUSHI』の白ソーラン衣装で抵抗がなくなったのかもしれない。
プライベートでも白っぽいパンツをはくことも多くなってきた。
この衣装は単独ではアシンメトリーだけど、二人が並ぶとシンメトリーになる。
衣装製作は原さんだそうだ。
二人でシンメトリーになるようにというのは、二人のアイデアだったのか直接聞いてみたかったけど、眼の前に大ちゃんが現れるとアワアワして何も言えなくなり、あえなく撃沈。
今の大ちゃんの強みは、ソロも滑れるし、組んでも滑れるという武器を手に入れたこと。
競技ルールのない世界で、アイスダンスという枠を超えて進化していく。
現時点ではアイスショーの主催者から、アイスダンサーとしてのオファーが多いけど、ひと粒で二度美味しい、ソロとアイスダンスの両方で呼ばれる日もいつかくるんじゃないかな〜。
フレンズオンアイスでは出演者として高橋大輔の個人名になっているから、今年はソロもあるかもしれないなどとも思っている。
アイスダンスを経験したからこそ、今の高橋大輔が存在している。
アイスダンスを経験しなかったら、『アイスエクスプロージョン2023』も『滑走屋』も生まれていなかった。
大ちゃんにはこれからも、自分がやりたいと思ったことに突き進んでいってほしい。
そして、いつも心が楽しそうにしていてくれればと願う。
【PIW初日の記事】
日刊スポーツ:
【フィギュア】宇野昌磨、高橋大輔さん、村元哉中さんら熱演 プリンスアイスワールド横浜公演
https://www.nikkansports.com/m/sports/news/202404270000481_m.html
スポニチ:
かなだい「結構レア」2人で振り付け「Symmetry」披露 プリンスアイスワールド
デイリースポーツ:
“かなだい”が幻想的な「Symmetry」で沸かす 高橋大輔さん「初めて哉中ちゃんと2人で振り付けた」「結構レアです」
https://www.daily.co.jp/general/2024/04/27/0017590349.shtml
【PIWの動画】
【PIW雑誌リポート】
(文/小宮良之)
【その他】