講義 | 脳卒中(脳幹出血)医師 moonkikicocoのブログ

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約72歳。12年ほど前に脳幹出血で倒れました。合併症はたくさんありますが、何とか生きています。つまらないと思うかもしれませんが、愚痴っぽいブログですが、よろしく。

 今まで数多くの講義に出てきました。特に印象に残るものを挙げていきます。初めは小学生時の9*9の表です。

 次は大学ですね。Indian Summer(小春日和)なる季節を知ったのは、大学の英語の時間でした。

 神経生理学 薬理学は板書が多く、写すのに必死でした。今は有名な本庄さんのインターロイキンに関する講義も出ました。

 時の生化学の教授からLDLrecepterが初めて写された論文をくれて、盛んに褒めていたのを覚えています(スタチンの開発につながった)。こういう講義は今でも覚えています。

 学生時代多くの階段教室で講義を聞いたはずですが、際立って「これだ」というような講義はありません。

 講義とは自身の勉強の範囲を少なくともこの範囲まで広げなさい、という合図のようなものです。講義の内容だけを抑えていけば良いというものではありません。

 勉強するということは自分の責任で、これだけは押さえていこうと決めた範囲を、確実にすることですね。「教えてもらっていない」という言い訳は通用しません。

 

 

 以前にも書いたのですが、遊びの道具について。よく考えると道具といっても、材料になるものは自分で勝手に使っていた。

身近に材料のない現在の子が、かわいそうです。裏山の木とか、古びた紙とか、倉庫から探し出したボロだとか、釘など。思えば別段工夫したとかじゃなく、目の前にある「もの」を遊びに使っていました。その点スマフォに限定される、現代の子供はかわいそうです。いろいろな「材質」「材料」にアプローチできない。