週末に大阪薪能を観に行った際に、合わせていくつかの美術館などを巡りました。一番のメインは前から行きたいと思っていた美術館、
大阪市立東洋陶磁美術館のリニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」
外観はモダンで現代アート美術館であってもおかしくないくらい。エントランスホールの増改築、展示ケースの改修やLED照明の更新など展示環境の整備、国宝「油滴天目茶碗」専用の独立ケースの導入などを行ったとのことです。今回が初めての訪問だったので、以前と比べることはできませんが、とても見やすく楽しめる素晴らしい美術館展示でした。
良いなあ、好きだなと思うものが満載、山ほどだったのですが、その中でも特に素敵だと惹かれたものたち。
1 「天下無敵-ザ・ベストMOCOコレクション」 から、
「紫紅釉 盆」 内面の青と外側の紫の色合いが好み。
「白磁刻花 蓮花文 洗」 白磁は、いつもそこまで惹かれないのですが、こちらは刻まれた蓮の花が綺麗だったので。写真だと全然うまく写せませんが。
「粉青鉄絵 蓮池鳥魚文 俵壺」 翡翠と魚のイラストが味があっていい。裏面は鷺と魚らしい。
「青磁彫刻 童子形水滴と童女形水滴」 可愛い。波津彬子さんの雨柳堂夢咄という漫画が好きなのですが、この水滴や動物や鳥などが描かれているものからは、事物の精が現れてきそうで嬉しくドキドキしました。
「国宝 油滴天目茶碗」 以前に京都の国宝展で観た曜変天目茶碗に比べると油滴が多く前面に散っている感じ。これだけで一つの部屋(場所)で中央のショーケースに入って、周りをぐるっと回って眺められるところが嬉しい展示。眺めると、それにつれて光のニュアンスが変化するところが良い。
どちらかを選ぶのであれば、曜変天目の方が地の部分が多くて、その地の青いグラデーション部分が好きではありますが。
2 「翡色幽玄(ひしょくゆうげん)-安宅コレクション韓国陶磁」
青磁のコーナー、とても楽しみだったコーナーで期待どおりのすばらしさ。私はどうも、無地の翡翠色の地を楽しむより、陽刻や陰刻などの印刻のあるもの、彫刻のあるものなどが好みっぽい。
6 「陶魂無比-日本陶磁コレクション」から
「重要文化財 三彩 壺」 8世紀奈良時代に出土したもの。
9 「明器幽遠-安宅コレクション中国陶磁」から、
三彩 獅子
「重要文化財 木葉天目 茶碗」 黒釉に本物の桑の木の葉が焼き付けられている茶碗で、行く前から観るのが楽しみだったもの。
10「天青無窮-安宅コレクション中国陶磁」から、
「国宝 飛青磁 花生」元時代・14世紀 龍泉窯
解説に「均整のとれたプロポーション、艷やかな緑色の釉色、絶妙な鉄斑の配置など「完璧」な作品。」とありました。
番外。館内のあちらこちらに配置されている可愛らしいキャラクターのMOCOちゃん。虎・・・らしいですが・・・猫としか・・・。
青花 虎鵲文 壺 (せいか とらかささぎもん つぼ)
じっくり楽しんだので併設のカフェ café KITONARIで休憩。展示された収蔵品をモチーフにしたメニューがありました。
紫紅釉盆 (バタフライピーティー)と、白磁刻花 (フレーバーバブル+パンナコッタ)
当初は、木葉天目をモチーフにしたチョコレートムースにしようと思っていたのですが、白磁刻花が、よくわからなくて注文時に尋ねたら「席で仕上げをします」と言われて、それは観たい、たべてみたい、となり注文してみました。最初はパンナコッタが普通に容器に入っています。
そこで店員さんがガン型の機器で表面にシャボン玉のようなバブルを作ります。
「割ってみてください」と言われて、スプーンでつついて割ると、中からは甘い香りのする白い煙のようなものが。
1度試した後、もう一度バブルを作ってくれるので、2回楽しめます。食べるのは下のパンナコッタの部分ですが、目で見て香りをかいで、五感で楽しむという感じのデザートで面白かったです。





















