今日は朝からザアザア雨降りでしたが、以前からの予定通り次男坊と岐阜県博物館、企画展「美しき鉱物の世界」へ。
この春は、うっかり名古屋の石フェス、情報を見落として行き損ねてしまったのですが、こちらの博物展示が心の支え。ただ、こちらも気が付くのが遅く、博物館学芸講座「日本の宝石鉱物 岐阜は宝石鉱物の宝庫」は、募集後すぐにいっぱいになり間に合いませんでした。皆様、情報を得るのが速い・・・。
博物館のある関市の百年公園は、子どもが小さいころには、よく遊びに行ったものですが、最近はとっても久しぶりでした。わざわざ、リフトカーのらくらく号に乗車。博物館入口までの2分ほどの坂を上がり降りするモノレールです。
企画展「美しき鉱物の世界」
鉱物ができる場所ごとの展示コーナー。
①火成岩 ダイヤモンドやかんらん石(ペリドット)
②ペグマタイト アクアマリンや緑柱石(ベリル)、トパーズ、トルマリン、蛍石や水晶など、大きな結晶が美しい。
③熱水脈
④変成岩 サファイアやルビー、コランダムなど。
⑤スカルン
⑥風化・堆積・酸化 形の面白い石、砂漠のバラなど。
鉱物の種類ごとのコーナー。
元素鉱物 自然金や自然銀、落ちていても絶対気づけなさそう。
酸化鉱物 ルビーやサファイア。このあたり、水晶にルビーやサファイアが入った標本がが欲しい。
ハロゲン化鉱物 奇麗な大きな結晶の蛍石。家にも小さなものですが、次男坊が持っています。
ケイ酸塩鉱物 アクアマリンや緑柱石(ベリル)の結晶が入った水晶が美しい。
ペンタゴナイト 左側の実物はシャーペンの芯くらいの大きさ。拡大すると星の形をしていて面白い。
岐阜県産鉱物のコーナー。
岐阜県産新鉱物5種のうち4種が展示されていました。
中濃地方で取れた石。関市には日本最大の蛍石鉱山があって、昔は全国の60%をも産出していたけれど、現在は産出量が減り閉山されているのだそう。中濃~飛騨のあたりは、時々、蛍石を見つけるツアーをやっているので、今一番欲しいのは、自分で取った蛍石です。
東濃、中津川など。水晶、トパーズ、緑柱石(ベリル)などが出るそう。
火星由来の隕石。
南極の石。現在は条約により持ち出せませんが、これは条約の発効前に採取されたものだそう。触って来ました。
企画展の他に、通常展の遺物、石器や鏡や鉄剣、勾玉、土器、仏像なども観て、化石もチラリとみて、触れる化石に触ってきました。
雨で行くのは行きにくかったですが、雨の平日で人気はなく、好きなものを好きなだけ眺められました。企画展は3/17までなので、終わる前に行けて良かったです。