工藤重典×リチャード・シーゲル 優雅なバロックの調べ | 翡翠のブログ

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昨晩のサラマンカホールでの演奏会。

工藤重典×リチャード・シーゲル 優雅なバロックの調べ

 

プログラム

G.F.ヘンデル:オンブラ・マイ・フ~オペラ「セルセ」より
J.S.バッハ:ポロネーズ~管弦楽組曲 第2番 BWV1067より
J.S.バッハ:G線上のアリア~管弦楽組曲 第3番 BWV1068より
G.P.テレマン:フルートとチェンバロのためのソナタ ヘ短調 TWV41
J.S.バッハ:フルートとオブリガートチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030
F.クープラン:「恋のうぐいす」~クラヴサン曲集 第3巻 第14曲より(フルート&チェンバロ編)
A.マルチェロ:アダージョ~オーボエ協奏曲 ニ短調より
J.P.ラモー:ホ調の組曲より~鳥のさえずり、ロンド形式のミュゼット、タンブラン(チェンバロソロ)
J.S.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1034

 

アンコール:

バッハ:ソナタ 変ホ長調BWV1031より 第2楽章シチリアーノ

ラモー:オペラ「優雅なインドの国々」より タンブラン

イペール:2つの間奏曲より Allegro vivo

 

パイプオルガンもピアノも好きですが、チェンバロもまた好きです。その美しい軽やかで優雅な典雅な音色。今日の演奏会の曲は、知らない初めて聴く曲が多かったのですが、どの曲もうっとり聴きました。

その中でも、やはり私でも知っている有名曲、ヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」や「G線上のアリア」は、フルート&チェンバロに編曲しても、やはり美しい音色でした。

初めて聴いた曲の中では、マルチェロのオーボエ協奏曲は、少し寂し気な哀愁あるメロディが良かった。チェンバロソロのタンブランも良かったし、前半最後のバッハのフルートとオブリガートチェンバロのためのソナタも良かった。ソナタは他の曲より、メロディや音の組み合わせが少し複雑になって、そこも聴きごたえがありました。

 

曲の合間に解説が入って、バッハのフルートと通奏低音のためのソナタは、バッハは左手とフルートは楽譜を書いているけれど、右手は書いておらず、奏者が即興でそれぞれが作って弾くという説明には驚きました。

優雅なバロックのプログラムも良かったですが、アンコールの曲が、それぞれがらりと雰囲気が変わり、それもまた面白かったです。