京都 細見美術館の名品 ー琳派、若冲、ときめきの日本美術ー | 翡翠のブログ

翡翠のブログ

日々の徒然をつづっています。コメントは承認後公開させていただきます。

昨日はチェロ・アンサンブルを聴きに行ったついでに、JR高島屋で開催されていた美術展も観てきました。

 

開館25周年記念展 京都 細見美術館の名品 ー琳派、若冲、ときめきの日本美術ー

 

SNSの友人でつぶやきで知って、期間も短いので慌ててJR高島屋の特設会場へ。細見美術館はあまり貸し出しをしないとも聞きますし。会場は、そこまで広くはありませんが、展示されていた品数は結構多くて見ごたえありました。

 

素敵だなあと思ったのは、七宝夕顔文釘隠。釘を隠すための実用品のようですが、小さな部品の中に色がたくさん描かれていて美しい。螺鈿の重箱も漆に金箔と貝の光が美しかった。

 

また江戸初期、琳派から続く絵の掛け軸などのコーナーも良かった。酒井抱一「桜に小禽図」や、名前は失念しましたが南天や松に雪が降り積もり雀が止まる絵も良かった。欲しい。「桜に小禽図」はミュージアムショップに物販もあったので購入。絵ハガキかと思ったらカードだったので、ちょうど折り目で立てて飾れて良かったです。

 

中村芳中の描く動物は、他の動物と全然表情が違うのが面白かった。屏風の鳥も鹿も、目を見開いて口を開けて、ポカーンとした表情が他の鳥や鹿とは全然違う。

伊藤若冲も思ったよりたくさん来ていて、鶏ってこうして観ると、美しい造形をしているなあと思いました。

 

せっかく高島屋に行ったので、地下の和菓子売り場へ寄り、たねやの斗升最中を購入。母が最中を好きなので(父はどら焼き)。回るお寿司をテイクアウトして子どもたちと一緒に実家へ顔出しし、元旦ぶりにお供えして一緒に寿司と最中を食べて帰りました。

斗升最中は"益々繁盛"の願いをこめ枡の形なのだそう。最中の対角線の様に、粒餡と柚子餡が半分ずつ入っていて、餡がおいしい。

 

実は鈴懸の鈴乃最中を買うつもりで寄ったのですが、お店が無くなっていました。そういえば最後に鈴懸に寄ったのは、コロナ前でした。