源氏物語 三十二帖 梅枝 | 翡翠のブログ

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日々の徒然をつづっています。コメントは承認後公開させていただきます。

源氏物語記事が連続していますが、読書会までに間に合わせるために、ひたすら読んでいるので前の帖の内容を忘れそうで読書メモです。仕事も佳境なのですが、仕事のすき間、合間に読んでいます。

 

源氏物語 三十二帖 梅枝

 

とても雅やかな巻きです。

明石の姫君の春宮入内を控え、裳着の準備。光源氏は蛍兵部卿の宮を判者に女君らと薫物合を催します。朝顔の君の「黒方」、光源氏の「侍従」、紫の上の「梅花」、花散里の「荷葉、明石の君は薫衣香が優れていました。

夜には管絃が催され、蛍宮の琵琶、光源氏の筝、柏木の和琴、夕霧の横笛で合奏され、弁少将が「梅が枝」を謡います。

 

翌日、秋好中宮が腰結役で姫の裳着が行われます。

春宮が元服し、左大臣の三の君が入内し麗景殿女御と呼ばれます。

明石の姫君の入内に備え手習いのかな手本が集められ、源氏は六条御息所らの筆跡を評価します。その後蛍宮が姫への贈り物を持って訪ねてきて男君達の筆跡を批評します。

内大臣(頭中将)は雲居の雁と夕霧のことで悩みます。

 

薫物合、いったいどんな感じなのだろう。匂いの区別って結構難しい気がします。私は元々香水は好き(ただし好き嫌いはあり)ですが、香りの嗅ぎ分けは味覚のテイストチェックより難しいように思います。昔神戸の異人館でパーソナルな香水を作るというアクティビティがあり、子どもと一緒に香水は作ったのは非常に面白かったですが。

神戸異人館 香りの家オランダ館

 

一度薫物合、聞香も試してみたいですが、なかなかチャンスがありません。国宝源氏物語絵巻を持つ徳川美術館では「和の香りを楽しむ -聞香(もんこう)-」体験ができるらしく惹かれていますが、申し込むには15名程度の人数が必要な感じです。