翡翠のブログ

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日々の徒然をつづっています。コメントは承認後公開させていただきます。

京都観世例会が、いつもよりだいぶ短めのプログラム構成だったので、もう一つ、足を伸ばしました。

 

西陣織あさぎ美術館 「特別展 浮世絵とジャポニズム」

 

こちらの美術館、よく地下鉄乗り換えで利用する駅、烏丸御池のすぐ近くにあるのに、全然知りませんでしたが、スマートEXのメルマガに流れてきて、こんな面白そうな美術展があるなんて!と寄りました。

ビルの7階にあるので、そこまで広大な広さではありませんが、撮影が可で、音声解説用タブレットが無料貸し出しだったので、じっくりゆっくり眺めると、結構時間もかかり、見応えありました。

 

入口の展示、尾形光琳の紅梅図を図案にしたタペストリー。

 

豪華な丸帯。一本の丸帯で8通りのお太鼓が結べると解説と図がありましたが、袋帯よりさらに太いのですね。どうやって結ぶのかな?

 

この部分、「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくる とは」と書かれていて、「おお、竜田川の能、逆矛を観た日にピッタリ!」と思って撮影。

 

糸の展示。金、プラチナ箔は、分析通知書も展示されていました。

 

基本、帯やタペストリーの展示ですが、最初に、着物も展示されていて、着付けの動画も流れていました。

 

蓄光の糸を使った屏風やタペストリーの展示室。肉眼だとさらに、鮮やかに見えました。

 

 

 

 

ゴッホの夜空の色合いが、とても素敵。

 

 

 

続いて、洋画や日本画を織物にしたコーナー。国宝展などで見たことのある有名な絵が織物で表現されていました。

 

 

 

富嶽三十六景

 

洋画は、色合いや筆遣いが日本画と全く異なるため、多くの糸を染色して組み合わせて色合いを作り出し工夫を要したとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

タペストリーだけでなく、帯も展示されていました。

 

花咲くアーモンドの木の枝、これ素敵、欲しいな。

 

植物花木に鳥の天井画の帯。

 

紫式部という題の帯。源氏物語の各巻の絵でした。

 

常設展示の琳派の様々な屏風絵などの丸帯、袋帯。このコーナーが一番好きなものが多かったかもです。素晴らしかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モネの池の織物のビュースポット。

 

せっかくなので、ミュージアムショップで記念に、帯留めは見当たらなかったので西陣織のブローチを購入しました。

 

今年は、自分が着物を着るのにトライして、着物に余計に興味が増して、着物の美術展も、ちょうどいくつもあったので、加賀友禅や京友禅、能装束など素晴らしい着物を観る機会があったのですが、年の瀬、最後に素晴らしい西陣織の帯も観る機会に恵まれました。とても素晴らしかったので、また機会があったら再訪したいです。