おはようございます
松本大洋さんの「ルーブルの猫」を読みました。(漫画です)
松本大洋さんは『鉄コン筋クリート』『ピンポン』などを書かれた漫画家さんですが
この「ルーブルの猫」(2017年)は他とは違う雰囲気のお話です。
漫画界のアカデミー賞米国アイズナー賞を受賞した作品とのことです。
私はこの方の作品は初めて読んだのですが、とっても素敵な作品でした。
あらすじはAIさんに書いてもらいました。
『ルーヴルの猫』(松本大洋・作)は、フランス・パリのルーヴル美術館を舞台に、猫と人間、そして絵画の世界が交錯する幻想的な物語です。
上下巻に分かれており、それぞれに深いテーマと美しい描写が込められています。
ー上巻のあらすじ-
• 主人公はセシルという中年女性。ルーヴル美術館でガイドを務める彼女は、ある日、館内で不思議な白猫「ゆきのこ」を目撃します。
• 同じ頃、夜警のマルセルは、50年前にルーヴルで姿を消した姉・アリエッタが「絵の中に入った」と信じており、今もその絵を探し続けています。
• セシルはマルセルの話に興味を持ち、彼とともに「絵の中の世界」への探求を始めます。
• 一方、ルーヴルの屋根裏には猫たちが擬人化された姿で暮らしており、彼らの視点からも物語が語られます。猫たちはそれぞれ個性的で、ゆきのこはその中でも特別な存在です。

ー下巻のあらすじー
• セシルとマルセルは、アリエッタが消えたとされる絵「アモルの葬列」を探し続けます。これはキューピッドたちが葬列を組む奇妙で幻想的な絵。
• ゆきのこは、絵の声を聞き、絵の中に入る能力を持つ猫。彼もまた現実世界に居場所を見つけられず、絵の中の穏やかな世界に惹かれていきます。
• 絵の中の世界は、死後の世界のように美しく、誰も傷つかず、永遠に続く夢のような空間。
• 最終的に、セシルはマルセルとともに、絵の中に消えた人々や猫たちの存在を受け入れ、芸術が持つ「癒し」や「救い」の力に気づいていきます。

この作品は、現実と幻想、美術と生命、孤独とつながりを繊細に描いた物語です。
擬人化された猫たちの視点やルーヴルの夜の描写がとても美しく、読後に静かな余韻が残ります。
• ルーヴル美術館という「芸術の殿堂」が舞台であることから、絵画が人の心を癒し、時に魂を救う場所であるという思想が根底にあります。

• 登場人物たちはそれぞれ孤独を抱えています。マルセルは姉を失い、セシルは過去の喪失を抱え、猫たちもまた居場所を探しています。
• 絵の中に入るという設定は、現実と幻想の境界が曖昧になる瞬間を象徴しています。これは、夢や記憶、死後の世界といった抽象的な概念にも通じます。

この作品は、猫という存在を通して、私たちが見過ごしがちな「静けさ」「余白」「癒し」を描いています。
読み終えて、私は40年の時を超えてふたたび出会えた感がありました—それは「綿の国星」です。

『綿の国星』が持っていた、あの柔らかくて、少し切なくて、でも温かい世界。
猫の目を通して見た人間の不思議さ、孤独、愛おしさ。
『ルーヴルの猫』もまた、絵の中の静寂や、猫たちの視線を通して、人間の心の深層に触れるような物語でした。
擬人化された猫たちが、ただのファンタジーではなく、人間以上に人間らしい感情や哲学を語るところも、共通しているように思います。
単なる類似ではなく、時を超えて響き合うような作品だと思いました。
いや松本大洋ファンの方から反論や否定があるかもしれないですが、あくまで私の感想です。

綿の国星はおいといて
ルーブルやパリに行きたくなります
風景もとても素晴らしいです。
手元に置いておきたい漫画です、おすすめします。









