おはようございます太陽

 

お盆が終わったのに、なんとなく私の心の中にまだ父がいるような気がしました。

父は寅年生まれで、気性も若い頃は虎そのものと言われるほど怖い人でした。

晩年は逆にだるまさんのように丸くなったんですけどね。

 

そんな事を考えていると中島敦の「山月記」を思い出しました。

特に父とは関係ありません。

有名なのでご存じの方も多いでしょうが

AIさんを使ってかみしばい風にしてみましたのでお楽しみください。

 

 

第1話 李徴、虎になる

むかし、中国の唐の時代。

李徴(りちょう)という男がいました。

頭がよく、詩の才能にも恵まれていましたが、
人と交わることを嫌い、
「自分は人より優れている」と思っていました。

役人を辞め、
詩人として生きようとします。

けれど、思うようにはいきません。

生活のため、再び役人になりますが――

 

ある夜、李徴は突然、気が狂ったようになり
森の中へ消えてしまいました。

そして翌朝。

李徴は、虎になっていたのです。

「なぜ、私は虎になったのだ……」

自分でも、その理由がわかりませんでした。

 

第2話 旧友との再会

ある日、仕事で旅をしていた袁傪(えんさん)は、
山道で一頭の虎に出会います。

その虎は、人間の言葉で話しかけました。

「袁傪ではないか?」

驚く袁傪。

 

それは、昔の友人
李徴だったのです。

李徴は言いました。

「私は虎になってしまった。」

そして、
自分が人間だった頃のことを語り始めます。

「私は自分の才能を信じすぎていた。」

「人に笑われるのが怖くて、
人と交わることから逃げていた。」

その心は、
虎になった今も残っていました。

 

第3話 なぜ虎になったのか

李徴は袁傪に話します。

「私は、詩人として成功したかった。」

けれど、自分の詩を
人に認めてもらえないのが怖かった。

だから、人を避け、
自分の中に閉じこもっていった。

「私は臆病だったのだ。」

そして、もう一つ。

「自分には才能がある」
という思いが、
いつの間にか自尊心に変わっていた。

 

李徴は気づきます。

虎になったのは、
ただ運命のせいではない。

人間だった頃の自分の心が、
少しずつ自分を虎にしていったのだ。

 

第4話 妻子への思い

李徴には、
妻と子どもがいました。

「妻子には、もう会えない。」

そう思うと、李徴の心は苦しくなります。

そして袁傪に頼みます。

「私の妻子に伝えてほしい。」

「私は死んだのだと思って、
別の人と幸せに暮らしてほしい、と。」

 

さらに李徴は、
自分が作った詩を袁傪に託します。

「いつか私の詩を
世の中に伝えてくれ。」

けれど、その声には
深い悲しみがありました。

虎となった今でも、人間として生きていた証を、
どうしても残したかったのです。

 

第5話 月に吠える虎

夜が明けようとしていました。

「もう、別れなければならない。」

李徴は袁傪に、
妻子には自分が虎になったことを
決して知らせないでほしいと頼みます。

 

そして最後に――

「今の思いを、詩にしてみよう。」

李徴は袁傪に
最後の詩を吟じました。

やがて袁傪たちは
李徴と別れ、丘へ向かいます。

振り返ると――

一匹の虎が
草むらから躍り出ました。

虎は、白くなりかけた月を仰ぎ、

二度、三度、咆哮しました。

そして、再び草むらの中へ消えていきました。

 

 

真顔いかがでしたか「山月記」は、
才能のある人間が、自尊心や臆病さによって
自分自身を失ってしまう物語。

そして

それでは人間らしく生きるとは何か? を、
私たちに問いかける物語ですね。

原作も短編なので、古い言葉が多いですが、あっという間に読める作品です。

 

 

 

 

 

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