漫画「柊様は自分を探している。」感想(完結作品を語る! #303) | マンガ好きミュージシャンhiro’

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「柊様は自分を探している。」(西森博之)
連載期間 2016年~2018年(週刊少年サンデー)

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昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。
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「柊様は自分を探している。」は、
記憶をなくした古風な美少女に見える人外(妖怪的な存在)と、人気者の男子高校生の圭二郎が繰り広げる学園ギャグマンガ。
全8巻分をサンデーうぇぶりというアプリで全話無料で読みました。

安定の西森ワールドなんですが、圭二郎のキャラ設定が弱い気がします。
パッと見はケンカが強そうでもモテそうでも人望がありそうでもないんですよね。

あと、
不良同士のケンカではないバトルがあります!
バトルは好きなほうなんですが西森先生の作品としてはこういうバトルはなくてもいいかなと。
だから、ちょっと惜しい作品って感じなんですよねぇ。

ちなみに、
中身はめっちゃ面白いのにタイトルがイマイチなのが多いのが西森先生の作品です。
「天使な小生意気」「鋼鉄の華っ柱」「同士郎でござる」など。
今作はまぁまぁですし、最後まで読むとちょっと深いですよ。

そして終盤は、
不死の者の存在、ほぼ不死の者の存在などによって「生」というものを考えさせてくれます。
数多くの人外が出てくるんですがここは西森ワールドです。
つまり、怖いだけでなく、拍子抜けするんだけど確かに!と納得感があるんです。


そんなこんなで終わり方は、
最終話の一話前のある場面ではここまで積み上げたものがあるので泣きそうになりました…。
この展開もあまり西森先生らしくはないんですけどね。イイ感じです。
最後は60年後の場面になり物凄く綺麗に終わります。綺麗に始まったことを気付かせてくれる終わり方というか。
ちょっと感動しました!


ということで、
西森先生の実験作と聞いて気になる人、微妙なとこもあるものの綺麗な終わり方と聞いて気になる人
生きるとは愛とはという疑問を抱いている人にもオススメです!

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ここまで読んでくれてありがとうございました。
「柊様は自分を探している。」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

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