真・北斗無双も全員レベルMAXにしたので、久々に映画を借りてきたのでレビューでも。
地上49階で止まってしまったエレベーターの中で繰り広げられる人間模様…ってわけです。
冒頭、爆弾を作った男が犯人に爆弾の性能を説明するシーン。
舞台は投資会社のパーティー。
その会場に行くエレベーターに今回の登場人物が集まって来ます。
まずはこの会社に務めるドナルド・ハンドリー(通称ドン)と婚約者のモーリーン。
モーリーンは朝のニュース番組のキャスター。
次に乗って来たのは同じく会社で働く小太りのマーティン。
その次はパーティーの余興で呼ばれたコメディアンのジョージ。
(クレジット的には主人公?)
そして、投資家のレディング夫人。
この辺りからジョージは閉所恐怖症だとイライラし始めます。
更に会社の会長のバートンと孫娘のマデリン。
ドアを閉めようとすると最後にこの会社で働く(産休中)セリーンが飛び乗り、最初からエレベーターの中にいる警備員のモハメドと合わせて9人を乗せ出発。
閉所恐怖症でイライラするジョージ。
事件の発端はそれを面白がったマデリンが緊急停止ボタンを押してから。
しかし、復旧までに時間がかかる模様。
ジョージはマデリンを怒るも、マデリンは『間違えた』としらばっくれる。
色々な話をしたりしている内にレディング夫人が体調を崩し、更に妊娠中のセリーンが尿意をもよおしたりとカオス状態。
ここまでの人間性をまとめると…
バートン会長→大会社の会長だけに落ち着いているが頑固。
マデリン→くそガキ。
ジョージ→モハメドがアラブ系なのをテロリスト扱いしたりと口が悪い。
マーティン→周りに気を使っている。良いヤツだが空回り。
ドン→活躍の場無し。
モーリーン→冷静。
セリーン→妊娠中だけに情緒不安定っぽい。
レディング夫人→体調不良。
モハメド→警備員だがテロリスト扱いされてキレてばかり。
ここでレディング夫人が語り出す。
要約すると、息子をイラク戦争で亡くし、夫が抜け殻状態。老後はクルーザーを買ってゆっくりしようとするも、バートンの投資会社で大損し、夫は自殺。
一通り語り、バートン会長や担当していたドンに文句を言うと心臓発作で絶命。
その間際に『爆弾が』と言ったもんだからさあ大変。
嘘だ本当だと侃々諤々している男共を尻目にモーリーンはプロデューサーに頼まれて携帯から撮影。
セリーンはブチ切れてレディング夫人の死体を自分が調べると。
ハンドバックの中の財布からは夫が自殺した新聞記事が。
そして、服の下から無事に(?)爆弾を発見。
ってわけで脱出を試みるドン。天井からは無理。
するとセリーンがタバコを吸い始める。止めるドン。
セリーン『今更、父親面?』
おいおい、セリーンのお腹の子はドンの子かいっ!ってわけでモーリーンとドンが痴話喧嘩。
そんなこんなで脱出しなければと、扉をみんなでこじ開ける事に。何とか49階のフロアがかすかに見える。
とりあえず表のボタンを押してみようとみんなで協力するも、またもやマデリンが余計な事を。
マデリンが中のボタンを連打しまくった結果、エレベーターが落下し、挟まれたドンは腕を切断。
他にも軽い負傷者が。
マデリンいなけりゃ、これ何にも起こってませんからね。
さて、ここから急にジョージがマデリンを優しく諭したりして、良い人に豹変。
モーリンが携帯でニュースを流すとそこには爆弾を作った犯人がインタビューを受けていた。
レディング夫人の息子とは軍で同期で、それで依頼を受けて作ったと。
それと時限爆弾と言う事も発覚。
もう一度、状況を確認しようと扉を開けるも壁の真ん前。
結局、レディング夫人の死体を解体し爆弾を扉から捨てようとするも、死体をバラすのには皆躊躇を。
するとバートン会長が陣頭指揮をとり、自ら解体。
血まみれになりながらも中々上手く行かないが、やっとここで救出部隊が到着。
次々に隙間から脱出するもマーティンは体型的に不可能。
しかし、ジョージは最後まで救出しようとするも、警備員にエレベーターを地下に下げてから救出すると言われ断念。
マーティンは自ら扉を閉め『僕がHEROだ』と呟き、エレベーターは降下中に爆破。
事件後、ビルの外で生き残った面々がそれぞれ家族に電話したりしているのですが、ここで終了。
何とも消化不良。
エレベーターが止まったのはマデリンのせいなんですが、中々復旧しないのも不思議です。
これが犯人の計画ならともかく、レディング夫人の口ぶりからするにエレベーターの中で爆発するのは予定外みたいな感じでしたしね。
結局は最初へらず口を叩いていたジョージが良いヤツになっただけな気がします。
後、予告編だと『爆弾犯は誰だ?』みたいな感じで煽ってますが開始30分で犯人が分かっちゃうのも問題です。
採点…☆☆★★★(2点)
面白いアイデアをイマイチ生かしきれない何とも消化不良な感じでした。
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