この回は異色な回です。
と言うのも、脚本を東京03飯塚とバカリズム升野が担当しています。
休めたのはスタッフだったと言うね。
台本は共作ではなく、前半を飯塚、後半を升野が担当。
新曲の仕事を終えて事務所に帰ってきたあかりと飯塚。
升野と何かを確認するあかり。そこから話は回想へ。
まずは飯塚脚本。
居酒屋に呑みに行って事務所に帰ってきた社長、角田、飯塚の3人。
飯塚が二人の出会った時の話を聞きたがるのだが…。
ここから劇団ひとりの暴走が始まります。
社長が語りだすのですが、基本的には自分の真似はカッコ良くして角田の真似は酷く。
それに気分を害した角田が止めようとするも飯塚が武力行使で続行(笑
ここからが酷い。
歌っている角田絡むチンピラを止める社長なんですが、何故かトシちゃんのモノマネ。
さらにそこからビートたけしのマネへ。
完全に飯塚さん笑っちゃってます。
そして、一通りやった後は飯塚との話をしようとするのですが、方向性が決まっておらずグダグダに(9笑
脚本的には飯塚さんが敢えて劇団ひとりを泳がせたみたいな感じらしいです。
給湯室でのちょっとしたトークを挟んで後半へ。
後半は升野とあかりによる【あかりズム】のコント。
前半とは打って変わってキチっと作りあげてきたコントです。
夕方事務所に帰ってきた升野。
事務所にはあかり一人。
皆どこに行ったか聞くも、あかりは終始タメ口。
升野がそれを注意して、社長の話からゴリナの話へ。グループ内でゴリナは浮いていると言うあかりの話だが…。
升野がふと目をやると社長の机に霊らしき人物が。
しかし、あかりには見えていないらしい。
それを必死に説明しようとすると、今度はあかりが何かを発見。
ゴスロリの恰好をした霊だが、これは升野には見えない…。
と、バカリズム臭のするシュールなコントです。
あかりと霊二人に状況を説明しようとするも、あかりが途中でタメ口になる度に注意する升野。
対には霊にキレる始末(笑
更に誰にも見えないゾンビまでもが登場。
霊二人を追い払うも事務所のソファーにはゾンビが…。
最後はあかりもタメ口に戻り諦める升野。
何ともシュールです。
最後はどちらの話にも入れてもらえなかった豊本にこのオバケ3人が憑いていると言うね。
メイキング見て知ったのはこの最初のオバケ役がディレクターさんだと言う事。
升野さん的にはその構想があったみたいですが、本人が固辞するも連れて来た役者が全く使えないと言う(9笑
おかげでメイキングではこの役者さんに終始ボカしが入っていました。
この回以降、話が急展開を迎えクライマックスに突入するわけですが、その前にこういう中弛み的な話を演者に任せたのは良かったと思います。
前半の緩い感じと後半のキチっと作った感じの対比がお互いの良さを引き立てていると思いますし。
そして、他の共演者が【バカリの台本は細かくて難しい】と言う程なのに、ちゃんと順応するあかりの力量に驚きました。
ぶっちゃけ、今のアイドリング!!!の子にこれが出来るかと言われれば、難しいと言わざるを得ないでしょう。
ちなみにこの回が僕は一番好きです(笑