☆仙華 キッチン
仙華では月鯖学園 貸切の忘年会を行っている
夜狐と冷樺はフェイトたちとノルウェーから日本に帰国した際
蓮音に特別ゲストとして忘年会に誘われたが
2人とも普段の人に尽くす仕事柄からか参加してからそう時間もかからないうちに
裏方の仕事を1人でやっている蓮音を手伝っている
蓮音「冷樺さん、夜狐さん手伝ってくれてありがとうございます」
冷樺「こっちの方が性にあってるの。気にしなくていいよ」
夜狐「たまには働かないと首飛ばされてはたまったもんじゃないですから」
☆仙華 パーティ会場
幽「うーん・・・このお肉美味しい」
小豆「本当。凄く美味しい」
ハール「小豆さーん、幽さん楽しんでますかー?」
幽「見ての通り!」
小豆「もっちろんですよー!」
ハール「それはよかった。それにしても2人ともドレスがよく似合ってますねー」
もろこし姫「やだ先生ってば照れる!」
ハール「もろこしも凄く綺麗ですよ。あなたは女として生きたほうが正解かもしれませんねぇ」
きゅみ「確かに。肌きめ細かいしねー」
小豆「本当。いつの間にか化粧とかもすごくうまくなってるし」
もろこし姫「本物の女の人には負けるわ」
きゅみ「オカマの人って悟ってる人とか美容に気を使う人多いよね」
小豆「確かに。わたしの通うオカマバーのママすっごく綺麗なんだよね、40のおっさんらしいけど」
みしる「おーいそこの女子!酒、たりてるか?」
小豆「おお、みしる!タキシード姿で酒配ってんの?」
みしる「先生がコンパニオンの仕事しててさ、すげえなって言ったらお前もやれって・・・」
いちご「なるほどね。まぁ女子としては男が酒をついでくれるのはなんか嬉しい」
きゅみ「そーそ、みしるも中々いい顔したイケメンだしね」
幽「性格もフェイトにかかわらなければいいやつだしね(ボソッ」
フェイト「何か、言ったか?」
幽「いーえ何も!!」
みしる「褒め言葉・・・でいいんだよなこれ?」
ハール「褒め言葉でしょう」
フェイト「みしる、酒」
みしる「はいはい。どーぞしっかり飲んでください」
フェイト「仕事が荒いな」
みしる「しょうがねえだろ!俺ははじめてなんだよっ!お前できるのか!?」
フェイト「やったことはない。が、できる。」
みしる「なんだその自信満々な!じゃあやってみろよ!」
みしるからグラスを受け取ったフェイトは
プロのように(いるかしらんが)美しく丁寧に生徒たちへ酒をふるまっていった
☆仙華 キッチン
布月「蓮音!」
突然キッチンに飛び込んできた布月に蓮音、夜狐、一時が目を丸くする
布月「あれ一君どうしてここに?」
一時「いや、ちょっと酔いざましで夜狐と話してた」
蓮音「そうそう、つい10分前くらいにです。ところで、どうしたの姉さん?」
布月「あれ食べたい!」
蓮音「あれ?あれって・・・」
布月「てんつめし」
布月の真面目な顔から飛び出した単語に全員がさらに目を丸くした。
夜狐「は?」
蓮音「てんつ・・・めし・・・?」
布月「あれ?違うっけ?あまつめし?」
蓮音「あまつ・・めし?」
一時「てんつ、と、あまつ、って全然読み方違うじゃねえか」
蓮音「・・・・・・・・・・・・・・・なにそれ・・・」
布月「卵料理だって!!」
蓮音「卵料理いくつあると思ってんだてめーは!!」
布月「おお怖い」
夜狐「なら、字を書いてもらったらどうですか」
紙とペンを布月の前にだす
一時「その前にこいつがその字を書けるのか?」
夜狐「この人教師なんでしょう?」
一時「あーうん、そうなんだけどさ・・・」
布月「漢字なら書ける!」
一時「ならよかった」
夜狐「生徒にここまで心配される教師って初めて見たなぁ・・・」
一時「教師と思えない教師なのがこいつだ」
夜狐「格好も派手ですしね・・・俺の知ってる教師と違う」
布月「かけた!これこれ!」
蓮音「どれどれ・・・」
紙を見た一同は固まる
夜狐「・・・あ、えっと・・・俺、そろそろフライドポテトなくなると思うからもっていってきます!」
はじめてこんな空気に立たされたのか真っ先に夜狐がフライドポテトが山盛りにされた皿をもって出ていく。
一時は肩を震わせ蓮音は時間が止まってしまっているように動かない。
一時「先生それ・・・・・・・っくっっ・・・・」
震える声で何か言おうとしている
なんとか笑わないようにこらえているが肩の震えは止まらない
布月「ほぇ?」
蓮音「・・・姉さん・・・・これはですね・・・てんつめし、とか、あまつめし、などと呼びません」
なんとか動いた蓮音の言葉は一時とは違う震えを持っている
布月「え?じゃあなんて読むんこれ?あつめし?てつめし?」
蓮音「当て字か!」
布月「なんて読むん」
蓮音「・・・てんしんはん、です・・・・」
一時「ぶっはwwwwwwwwwww」
蓮音の答えに一時がついに我慢できずに吹きだした
蓮音「しかもですね・・・あなた天津飯の天の横線1本多いです」
その言葉に一時は椅子から崩れ落ちた
☆仙華 パーティ会場
夜狐「ああおどろいた。何なんだあの教師。マジで教師かよ・・・」
フェイト「どうした夜狐・・・?ぶつぶつ言いながら、あわててキッチンから飛び出しt」
夜狐「いーえ!なんでもありません!」
フェイト「・・・?そうか・・・」
みしる「なんかキッチン騒がしいな」
一時の笑い声にみしるがつぶやく
フェイト「おおかた、布月が何かやらかしたんだろう」
ハール「そのようですね、うーん、あれは一時君の笑い声ですねぇ」
安室「何かにツボったんじゃねーのぉ・・・ヒック」
小豆「ちょっと先生飲みすぎじゃない!?」
安室「こんにゃの、飲んらうひに入らにゃい・・・ひっひっひ」
小豆「」
安室「もっとお酒くらはぁーい・・・ヒック」
夜狐(・・・なんだろう、この人たちの行く先々が他人だけど自分のことのように心配になってきた・・・)
・・・と、突然キッチンから大きな音がする
小豆「何してんのあいつら」
きゅみ「おしたおs」
小豆「あんたは少しTPOをだな」
安室「わぁーい。ぐへへぇー・・・♡」
小豆「!?先生どうしたの!?」
安室「ハール君可愛いねぇー♡たべちゃいt」
グシャッ
ハール「いやー今日は平和ですねえ!はははは!」
小豆「そっ・・・そうだねー!!はっははははは!」
みしる「変な音!変な音した!しかも血!血出てるぞ―――っ!?」
いちご「落ち着けみしる!どうせここにいるやつはおかしいやつばっかりだから血一つで騒ぐd」
ゴッ!
みしる「この状態にされて同じこと言えるか!?」
夜狐「」
秋月「お前ら落ち着け、夜狐さんドン引きじゃねーか」
フェイト「ほっとけ、夜狐はこういう経験ははじめてなんだ。いい経験だ」
秋月「お前・・・なんか違う・・・」