☆中庭


小豆「湯茶ー!牛すじコロッケどう?」

中庭の池のほとり。

幽はいつものカエルのレインコートを着て大きい石に座ってスケッチブックに何か描いていた

幽「コロッケ?食べる食べるー」

蜀黍「幽さんこんちは」

幽「こんちはっ♪おぉーおいしそう!!」

小豆「でしょ!熱いうちに食べなよー」

幽「あ、帰る前にお茶入れるから飲んでいかない?」

蜀黍「・・・お茶?」

幽「お茶。すぐ入れるから待って」

お化け柄の袋から幽は電気ケトルを取りだす。

小豆「電気ケトルか・・・ってコンセントなくね?」

幽「あるある・・・見ていて」

またお化け柄の袋から軍手を取りだし自分の手にはめた

幽「この石をよけて・・・っと」

ついさっきまで幽が座っていた大きな石をどけた

小豆「ただの芝生じゃね?」

蜀黍「うん、ただの芝生だ」

幽「ここだけはただの芝生じゃないの!ここべりっとはがして・・・」

芝生の一部がきれいに剥がれその下にはコンセントが埋まっている。

小豆「なにこれ始めて見た・・・うちの学校どうなってんのよ」

幽「これねー布月先生に頼んで蓮音ちゃんにつけてもらったのーえへへ」

蜀黍「またあいつか・・・!!!」

幽「このコンセントにケトル差し込んで・・・こんどはそこの切り株をどけて・・・」

小豆「まだ何かあるの!?」

幽「あるある・・・・・・・・・・・・・じゃーん!井戸だよ井戸!!」

蜀黍「これも蓮音ちゃんか?」

幽「違うこれは私が掘ったの。

  布月先生が前『ここにおいしい水がたっぷりの井戸があったんだよな』

   って話してくれたから。蓮音ちゃんに頼みたかったんだけど、

   もし井戸出てこなかったら無駄働きさせちゃって悪いなってことで一人で5ヵ月かけて掘った」

小豆「それで井戸見つけたって?」

幽「そうなの!掘ってよかったぁって!それ布月先生に話したら蓮音ちゃん派遣してくれて

  その切り株で井戸の場所分かんないように誤魔化してくれた」

蜀黍「あの先生そろそろ首切られるんじゃねぇの・・・?」

幽「それからその切り株開けたら茶器と茶葉入ってるからそれ出して」

小豆「そんなものリクエストしたのか」

幽「いや、蓮音ちゃんが『あった方が便利だと思うから』って

  ケトルや茶器、茶葉をセットでくれた。たくさんの種類のお茶が飲みたいからって

  茶葉買いまくったらケトル入んなくなったから、ケトルだけこのお化け柄袋の中突っ込んでるの」

小豆「すっげぇ」

幽「とにかくこれでお茶の準備できるし、さっさとお茶入れてコロッケ食べよっか!

  さめちゃったらそこの茂みに蓮音ちゃんがつけてくれた

  電子レンジあるからそれであっためることできるし!!」

小豆・蜀黍「」


☆教室


フェイト「・・・遅いな」

きゅみ「そうだね」

フェイト「まさかあの2人もコロッケを食ってんのか・・・?」

蓮音「え?じゃあこれ食べていい?」

みしる「蓮音ちゃんそれはだめ」

蓮音「分かってますよ、冗談です」

いちご「でもさぁ届けたらさっさと帰ると思うんだよねあの子たち」

秋月「たしかに。どうせ幽は天気いいから中庭の庭のほとりにいるんだろうし

   そんなとこに気の利く道具なんてあるわけないから『お茶飲んでけ』とか言えないでしょ」

布月「いや、あそこ私と蓮音で電子レンジとか冷蔵庫、

    コンセント、茶器等いろいろ置いてやってるから

    あの子簡単に遊びに来てくれた子にお茶入れてあげられるよ」

いちご「嘘でしょ!?」

串カツ「先生どんだけ学校いじれば気がすむんだ!!」

布月「私の気がすむわけないでしょう!まだまだ改造するわよ!」

秋月「や め て」

フェイト「・・・・・・まずいな・・・」

ルシリス「にゅ・・・・・ふぇーとさん何がまずいの?」

フェイト「・・・小豆たちに持たせたの下剤入りコロッケだ」

・・・

・・・・・

「ええええええっ!?」