小学校の学芸会の思い出と演劇の本の紹介
子供時代の記憶がほとんど無いと昔どこかに書いていますが、小学校6年生だけはいろいろと思い出があります。クラスメイト達も個性的で楽しかったから記憶にあるのだと思います。 クラスで学芸会をした思い出を少し書きます。 大変教育熱心な先生でした。エネルギッシュで好き嫌いもはっきりしていて、その言動が言葉の端々にも出ていました。だけど、その暑っ苦しさの後ろには子供たちを思う愛情がありました。(子供心にはわかりにくかったけれど) 学芸会をすることになったので、お芝居が大好きだったその先生が台本を選び?書いたのだったかな?リア王か何かシェイクスピア的なもの?をすることになりました。わたしは舞踏会で端っこのほうで踊っている貴婦人役のひとり、セリフはありません。先生はひとりひとりに演技をつけていきます。主役の女の子にはセリフの指導がはいります。少しづつ物語が作られていく様子はとても楽しく、いつも端っこのほうで眺めていたのを覚えています。周りの子たちは先生の厳しさに文句をいっていましたけれど。 よく空想の物語をつくっては一人で遊んでいたわたしでしたが、このときにみんなで演劇をするという楽しさを知ったのかもしれません。 現在でも表現するという方法はいくらでもあります。絵を描く、ダンスを踊る、お芝居をする、歌をうたう・・・ほかの人と一緒に行う共有空間ということでもう少し発想を広げると、(修行要素もはいってきますが)茶道や華道、書、ヨガをする、禅を組む、(禅はちょっと違うか・・・)などなど・・・あとはご自分でも探してみてください。表現とは自身の内面と外とのアクセス、行き来する方法 さて紹介とはおおげさですが、こんな一冊はいかがでしょうか。日常でも結構役に立つのではないかと思っています。自意識を味方につけるとか生きることとか書いてありますから。 演劇って結構日常なんです。(とわたしは思っています。)まわりを見てみる、空気を読む、相手の反応をみてみる、返ってくる反応で自身の新たな内面に気が付いたり、それによって感情がわいたり・・・立ち読みでもいいです、(いや、いいですって勝手に言ったらあかんな( ´艸`)) いきなり本を開いてそこからちらっと読んでいってもいいです大型の本屋さんではあえていままで立ち寄らなかったジャンルの場所をウロウロしてみるのもいいかもしれません。 また芸術センターなどググってみれば、初心者向けのダンスのワークショップや演劇のワークショップなどたくさんのもよおしものがあります。ダンサーになるつもりも俳優になるつもりもなくていいですから、どんなものかなって、体験しにきました、って一度その世界に触れてみてください、中から眺めてみると世界は変わります。視点がふえます。世界はひろいです。自身をみつめることにもなるけど、視点が増えるのは悪いことではありません。