「風土」にはちゃんと匂いがある。
郷里の小径に分け入り、落ち葉を踏みしめると湧き立つ土の匂いに気づく。
冬枯れは終末のサインではない。
来るべき萌芽の瞬間に向け、木々も草花も静かに滋養し着々と準備を進めている。
ペダルを漕ぐ脚を止め、木霊の会話に耳を傾けて声なき声を聴く。
‘パスハンター’には、車種としての定義があるらしい。
こだわる人にとって、亜流の改造車がパスハンターを名乗ることなどきっと笑止に違いない。
しかし、この改造車はパスハントに適う内容に仕上がった。
十分ではないにせよ、目的を明確にし、必要な装備を施してある。
組上げをプロの手に委ね、ちょっとした手間とコストがかかっている。
だから、だったとしたら。
どう呼べばいいのだ?これを。
毎回いちいち‘パスハント仕様車’などと言い回すのは、正直メンドクサイのですよ。
ブログ書く上で・・・(苦笑)
ただまあ、あれこれとゴタクを並べたところで、じつのところは詮ない話なのかも知れない。
MTBやシクロクロスバイクの圧倒的な普及がパスハンターの居場所を奪って久しい。
いまや‘パスハンター’と銘打たれた新車の販売など、まず見かける機会もない。
往時を知る人が懐古の熱情を抱くのは、やはりそれなりに訳がある。
「なら最初っからMTBにすればイイじゃん」
という声も聞こえそうだが、そこはご愛嬌。
純粋なMTBより少しばかり行動半径を拡げたかったのだ。
シクロクロスバイクに及んでは、ロードバイクと同じような風体の自転車をもう一台加えることにどうも気が進まずで・・・(笑)
とにかく、未舗装路の走破性は今回の狭山丘陵ポタである程度ハッキリした。
完全なドロ道や岩でガレガレに荒れた路面でなければ、結構イケる。ちゃんと走る。
里山の土道をルートに含むロングライドでも不安ないレベルだ。
結局、
こんなしょ~~もないことを考えつつ、あまりに楽しくて、今日も昼前から日暮れまで遊んでしまった。
時計を見ることもなく。
家に帰れば心地よい疲労のおかげで晩飯もうまい。
うん。
・・・プライスレス。(爆)
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