何なんだろ

この 優越感

今までにない 気持ち良さ
今朝 パパを 通した 知り合いから 電話が あった

私は 仕事してる手を止め電話に 夢中に なる

「昨晩ね パパの奥さんが べろんべろんに 酔っぱらって パパの会社の 社員に言ってたよ」

「何を 言ってたの」

知り合いは クスクス笑いながら
笑い声は さらに大きくなり
あんたには 嬉しい話しだよ
って
私は 以前 何も 知らずに奥さんの 親友のお店に パパに 連れて行かれた事がある

知り合いが 言うには

奥さんの 親友が 私の事を綺麗で スタイルが 良くてあんたの 負けだって
奥さんに 言ったらしい

そりゃ そんな話し されたら 私だって きっと 親友に 腹が立つ
でも この 奥さん 変わってて 自分で 親友に 文句言えばいいものを 社員に言いに 行かせ

とんでもない 人

そんな事すれば 惨めになる
わからないみたい

私なら 奥さんと 逆で かなり へこむ
顔もスタイルも 負けているのなら 性格だけでも良い女で いようと 思う

私は 以前に 自分の旦那を20も年下の 女に 持っていかれた 経験が ある

私は 完全に 私の負けだとすぐ 悟ったし 女に対して何の 感情も もたなかった
どんなに 自分が あがいても 旦那の 気持ちが 変わる事などないと

知り合いに 奥さんは 言ったらしい
「私の方が 綺麗だし胸も大きいし そうじゃないの」
って 側にいる人みんなに聞いて いたらしい

知り合いは 何も 返事できなかったらしい

私 確かに 奥さんは 綺麗だとは 思う
でも 私の見る限りは もう女じゃない
私が もし 男なら 遠慮してしまう
オバチャンなんだ
女の だしかたを 間違っている
偉そうに 私も言えないが私は そのへんに ものすごく 気を使う
女らしさ 色気のある女はやはり もてる
私は 過去に 色々な 仕事を して色んな事を 学ばせて もらった
できる事なら 奥さんに 会って 話し したい
まだ 今なら 大丈夫
パパは あなたの元に 帰る
でも これ以上 あなたがパパを 縛りつけたり 攻めたりすれば 必ず パパは あなたから 逃げるよ
って
生意気だけど 私には 見える
私が いい見本だから

私は 優越感に したらせてもらったけど

何か 腑に 落ちない

どうしてだか 自分でも わからない
ここ 二三日 幸せの 中でぬくぬく 暮らし
今 嫌な奴からの 電話で目覚め 一人の 今は 怖い

やっぱり 幸せなんて 続かない
少しづつ 気がつかない 間に 私から 離れて 行く

いつも 同じ繰り返し

昨日の夜
「気をつけて 帰れよ」
って 一言 言われ
「うん わかった」
本当は 帰りたくない
一人の 部屋は 寒いから 一緒にいたいって 言いたかった
言えない

あの人には 彼女が いる

パパに 電話したくなり
でも 手が 止まる

なのに 大嫌いな 奴からはメールに 電話
大量に

誰かと 体 合わせて眠れる夜は 大好き

でも 嫌な者は 嫌

妥協できない

年明けには パパも 病院に入院
また 寂しくなる
近くに いなくなる

きっと 人からみれば 満たされているに 違いない
確かに 体は 満たされてる
体だけは 何の 不自由もないくらい 愛されて いる

心は まだまだ 渇いている
1日1日が 不安で

Mと 一緒に寝る 布団が
Mの匂いだけを 残し 私の体を おかしくする

あいにく パパの匂いが 消え失せ 私とMの 匂いだけに

もう 仕事行かなくちゃ

仕事行けば 少し 気持ちは 楽になる
でも でも
幸せの時間が 多くなるにつれ 私は もっと 不幸せに なって行く
助けてよ
誰か 私の手を 引っ張って一人じゃ 歩けない

我が儘な 私に なりたい

毎日 好きな人と 同じ 空気の 中で 一緒に いたい
最近 毎日が 楽しくて
Mくんと 過ごす日々が 幸せで
一緒に 買い物行ったり パチンコ 行ったり DVD見たり etc・・
私 最近 はまってる
決して 優しくもなく 私の事 愛してるとも 思えないけど
二人で いる時間が 大好きだ

会えない日は たわいないメールして 私を 励ましてくれる
エッチばかり 要求しない
流れの中にある エッチは気持ち良くて

いってしまう
乱れてしまう

なのに なんて事 したんだろう

Mくんと パパ 天秤に

Mと 二人 夕御飯 買ってる時
パパから 電話
電話の 向こうの パパは私が知っている
疲れたパパで
声の トーンが 下がり また少し

パパが 今から いつもの店に 来てくれと

「無理には いいぞ、俺は一人でも 大丈夫だから」

嘘ばかり
大丈夫じゃないから 電話して きたくせに

私は Mの顔を見た
Mは いいよ 俺 帰るから
帰って ゆっくり 寝るからいっといで
私は 悩んだ
今までにないくらい 悩んだ
Mとも いたい
このまま 離れたくない
本心
選ぶ事なんて できない

でも いつ 死んでしまうかわからない パパを 一人にできない
わかってるんだ
Mには 沢山 女が いて その中の 一人だと 言う事
そう 思えばいいんだ
今は 私に
ただ それだけだと

「わかった、パパ 今から行くよ 待っててね」

「待ってる 俺は お前が 来るまで ずっと 待ってる」
急いで Mを 送り
送る 道のり
かわす 言葉 少なくて
嫌な 空気流れ

Mを 降ろし 私は パパに向かって 走り出す

約束の場所に
パパの姿

「パパ ここだよ、パパ」

パパが お酒に酔った体でニコニコしながら 私の 車に
「元気か!?

「パパでしょ 私じゃないでしょ」
二人で 顔見合い合わせて笑う

部屋に 行く
私の 問いかけに パパは
いや お前に 迷惑かかるから ホテルに

私は ホテルに 車を 走らせる

ホテル着くなり パパは私抱き締め
「逢いたかった、お前にはいつも 寂しい思いさせた」
パパ 辛いよね
自分の 思うように 動かない パパの 人生

私は パパに 抱かれながら浅い 眠りに つく
目が覚めれば 私は まだパパの あたたかい 胸ね中に
パパも 目を覚まし

「パパ 私 パパが逝く時 やっぱり 私も 一緒に逝くよ、パパにとって 私が必要なら」

パパが いつもなら 怒るパパが

優しく 微笑む

何度も 何度も パパは 私を 求め
私は それを 受け入れる
私の体は また 傷つき他の男に 会う事が できない体に
パパは 知っていた
私に 男がいる事
口では 焼きもち 妬かない人だけど
体で みせてくる
きっと 見られたんだ
私は とっさに
「お兄ちゃんが 最近 来たよ 」
って

「そうか」

ぎこちない会話
「年明けには 入院するから毎晩 泊まりに こいよ」

無理だ
わかってるくせに

「必ず 退院してきてね」
パパの 言葉がない

私も わかってる
難しい
何も言わないで 二人で
抱き合った

優しかった
パパは いつも以上に

私が 横に いる間は
私を 離さない
私は やっぱり パパの厚い胸 太い腕 大きな背中


大好きだ


家に 帰る
知らないうちに 眠りに

昼過ぎ 目をさまし
携帯に メール

Mからだ

(おはよう)

たった 一言

私は 私

幸せな 時間が 怖い

いつも 必ず 逃げて 行く
幸せになっちゃ いけないんだ

わかってる