しかし、超複雑化した現代社会においては「何の因果でこんなことに…」と事象の因果関係を特定できないことが多い。とりわけ、地震や干ばつなどの天災、いわゆる不可抗力をどう説明するのか。諸説あるも仏教では「前世の業」の「因縁」による宿命と説くのが主流のようだ。「業」とは行いのこと、因縁の「因」は直接要因で「縁」は間接要因(条件)と解釈できる。もっとも「前世」が存在すればの話だが。ちなみに、キリスト教圏では「不可抗力」のことを“act of God”(神の行い)と表現する。洋の東西を問わず、科学で証明できないことは神仏が解決してくれることになっている訳だ。