ムーンワーカーズ -20ページ目

ムーンワーカーズ

一人ひとりの人生があり、仕事がある。
自分というものをもっと知ろう。
個性は十人十色、作業も十人十色。
仲間の数だけ楽しさは増え苦しみは減る。
人に迷惑かけたら人の迷惑もらおう。
それがどうした? そんなもんでしょ。
地域と仲良く家族を信じ自分を大切に。

「一人の声は千人の声」。百貨店勤務の頃、売場統括が常々口にしていた言葉だった。営業、とりわけクレーム対応を経験した方なら体で覚えた格言だ。

  例えば、「あなたはいつも対応が遅いね」と言われた売場担当は、そのお客の声が千人の声の集約であると自覚しなければならない。(写真は あくまでもイメージです。)
 
次に、「高い買物をするんだから、それなりにまけてよ」と言ってきた。百貨店ルールでは原則、値引きはしない。なぜなら全てのお客に対して公平な取引とならないからだ。したがって、そのお客のわがままだと判断して丁重にお断りするのが望ましい。では、「ここにキズがあるから、それなりにまけてよ」と言ってきた場合はどうか。ルール上は新品に取り替える事になるが、キズを納得の上で、今、その現物を値引きして買いたいというお客の意図を察知したならば、すぐさま特例として値引きに応じることが正しい対応だ。要するに、ルールではなく、お客が納得するかどうかが重要なのだ。翻って、その声が千人の思いか一人のわがままか、あるいは一つの特例かを瞬時に見極めることが売場に課せられた必要条件なのである。

 
     (写真は あくまでもイメージです。)

かたや役所の対応はどうだろう。例えば、「おたくはいつも対応が遅いね」と指摘すると、「待っている人もいるんです」とか「普通は二週間かかるんです」とか「あまねく平等に」という手前都合のルールをかざし、結局その場は何も動かない。

まるで「一人の声は放っておけ」としか聞こえない。

百貨店ではその時点でアウトだ。逆に署名運動などで千人同じ声が集まると態度が一変する。
 
   (写真は あくまでもイメージです。)


 次に「この利用者が今、困っているので然るべき手続きをして下さい」と相談すれば「それは特殊な事情なので上司と相談してからお返事します」とお決まりの対応。後日「あなたのお気持ちはごもっともですが、なにぶん前例のないことは私どもには出来かねます」
と上司からの返事。言葉は丁寧でも、とどのつまり結果は一緒だ。やはり、「ルールありき」の世界で生きている人は機械的判断しかできないのか。ならば、人間やめてコンピュータロボットと交代してくれた方が応対だけでも早くて正確だ。

 さて、障害福祉サービスを断面的に見ると、前述した百貨店的カスタマーサービスの一面と、役所的行政サービスの一面との板ばさみで行われるサービスだと考えられる。概して特性の強い障害者は、あのヒット曲の歌詞にある「もともと特別なオンリーワン」といえる。さしずめ「一人の声は千差万別」としよう。そして、その声にどんなサービスで対応すべきなのか。少なくとも言えることは、そこに人間的判断が伴わないサービスならやる必要はないということだ。 

 2011(平成23)年8月、『福祉とモノづくりを地域につなぐ』をコンセプトに尾張旭市渋川町で産声を上げ、利用者4名からスタートしたムーンワーカーズ作業所。
 

多くの皆様にご指導、ご支援を頂きながら約3年半、この度、尾張旭の西の端からほぼ対角線上の東の端、柏井町公園通に移転しました。4月中旬からバタバタと荷造りが始まり、25日の内覧会、28日には大型荷物の移動、事務所や作業部屋の机、棚等の位置決めから荷解き、そして51日の新作業所の開所とともに利用者の人達全員での掃除や備品の棚入れ等々、大忙しの約1ヶ月となってしまいました。

 

開所からの就職者は11名、新作業所に移転後どのくらい増えてくれるのか、どんな事が起こるのか、これからムーンワーカーがどの方向へ進んでいくのかご期待ください。

 

 

 

 

 

尾張旭市内で精神障害者向けグループホーム建設の反対運動が起きている。偶然、自分の町内であったため、図らずも私はその運動に巻き込まれた。

住民側意見を要約すると「精神病の人が外に出歩いては夜眠れない」「小さな子供たちが安心して遊べない」「老人介護施設ならともかく精神障害者施設ならよそでやってくれ」「我々の資産(土地)価値を下げる行為だ」など精神障害者への偏見のかたまりだ。
 
そんな差別排他的発言のつど、住民側から拍手が起こる。住民全てが反対を唱える中で施主(事業主)だけが孤軍奮闘する、まさに多勢に無勢。精神科看護師の経歴を持つ施主は、精神障害者の特性や彼らの受入れ施設の必要性を丁寧に説明するも、「若くて事業経験のないあなたが信用できない」「あなたに経営は無理だ」「あなたは身勝手な人だ」と次は個人攻撃の応酬。どっちが身勝手なのか、子供の言い訳にもならない稚拙な言動である。
 
7回におよぶ集会の5回目から出席した私は、中立的なスタンスで着地点を見付けだそうとしたが、あくまで話は平行線のまま。あげくの果てに「多数決で決めようや」と鶴の一声ならぬズルの一声も。
 
群がらねば物も言えない上に正しいか否かではない「数の論理」、即ち日本の似非(えせ)民主主義の縮図がこんな身近にあった。「もう時間と労力の無駄使い(集会)やめちゃえば」と私は施主に言った。
原発、核廃棄物処理場、米軍基地など政府、族議員の利権保持に対し、住民の権利を守るために反対することは当たり前の道理。しかし、社会的弱者を守ろうとする活動に対し、住民の権利だけを主張するのは卑怯な集団エゴイズムである。

 

もうすぐ桜の季節がやってくる。ところで桜は何故いっせいに開花するの?と不思議に思ったことはないだろうか。
 一説によると、桜はお互いにフィトンチッドにより交信しているからだという。フィトンチッドとは、植物が常時発散している揮発性物質のことで、森林浴で人がリラックスするのもこの作用によるものだ。同時に殺菌力があることも証明されており、植物が傷ついた時により多く放出されることから、それを凝縮してアロマ精油として人間が利用している。

このようにヒトや微生物が感じ取るくらいだから、植物同士がそれを媒介として交信していてもなんら不思議ではない。

さらに、川を挟んだ対岸の桜と開花時期がずれるのはフィトンチッドが風に流されやすいためだ、というところにも説得力がある。

 人間にもこんな力があったらいいなと思う。以心伝心、いわゆるテレパシー。そこで、脳科学者は脳波という電磁波を、分子生物学者は細胞振動時の超マイクロ波を、はたまた物理学者は素粒子を持ち出してテレパシーの存在を証明しようとするも、どれも確証は得られていない。葉っぱの日常活動である光合成を未だ人工的に作り出せないのと同様で、いくら科学技術が進歩しても人間本来の力は植物に及ばないのだろうか。

ちなみに、我々が時同じく夕飯を食べるのは、人ん家が発散する気になる匂いヒトンチッドのためだ、とダジャレで締めくくろう・・・?               

228日、31日の二日間、パルティせとで行われたイベント「せとマルシェ」にカフェムーンが出店。パルティせと既設店に加え、工芸品や飲食物などイベント出店約15店舗がところ狭しと軒を並べる中、カフェムーンは題してブラジルの味 Salgados**(サオガドス) を試食販売しました。

標題にリンクしてスタッフは職員パトリシアと友人マウリシオを主軸に、カフェムーンで就労するゆかさんとしゅうへいくんが連日で担当、さらに、Radio SANQ

の皆さんと顔なじみの“なう”さんも呼びこみ隊として応援してくれました。
 初日は晴天に恵まれ、一間四方のテント脇で風になびくのぼり旗が道行く人の目を引き付けてくれましたが、二日目があいにくの雨と昨日にも増した強風で、建物エントランスにへばりつくよう張った風除けの中で身をかがめながらも必死で販売していました。

  

日本語力はマウリシオが概ね50%、パトリシアが約10%程度ですが、それでも本場ブラジル人が店頭にいることがお客さんの興味をそそるためか、ポンデケージョ(チーズたっぷりのもちもちパン)とコシーニャ(チキンフレークたっぷりのコロッケ)、キビ(ひき肉そのものブラジル風ハンバーグ)をセットにしたランチパックがばりばり売れて、スタッフのモチベーションが急上昇する場面が多く見られました。ただ、そんな時にかぎってレジがエラーを起こしてしまい、お釣りを返せないままぷしゅーんと意気消沈。そしてすかさず“なう”さんが「エラーいことになって顔がまっサオガドス」と得意のギャグを入れて場を持たし、一方でお客さんがムースを手に取り「パッションフルーツって何ですか?」との問いかけに「直訳すると情熱果物ですね・・・」と訳のわからん会話に場が賑わっていました。
 “
Obrigado por visitar-nos muitos
   たくさんのご来店ありがとうございました。 (Sakai)

  
  
 そもそもは昨年、主催側のラジオSANQに私が出演し、ポンデケージョをはじめとする
Salgadosをプロパガンダしたことが出店のきっかけでした。やれやれ、イベントも無事終わったかと思いきや、さて322日が本命のイベントですよと言われ、私たちは準備におおわらわです。
Esperamos muito da sua visita
           
またのご来店を願っております。

**Salgados(サオガドス)は、Google翻訳では塩漬け、塩辛いもの。対してDoces(ドウセス)はキャンディ、甘いもの、いわゆるスウィーツのこと。ブラジルでは、惣菜、デザート菓子類をすべて塩味か甘味かの2種類に大別します。ちなみに、ケーキ類はDocesですが、チーズケーキはSalgadoです。 (Patricia

 

「パブロフの犬」は、犬にベルを鳴らしてから餌を与えることを繰り返した結果、ベルを鳴らしただけで唾液を出すようになったという有名な実験だ。つまり、動物には、生まれつきの本能行動(無条件反射)に加え、学習によって新たな適応行動(条件反射)が備わることを証明した実験である。パブロフ説によれば、本能、適応の両行動とも定型的で無意識の反射連鎖に基づくものだとしている。

また、これらの行動の成果として生理的報酬(食欲、性欲、睡眠欲などを充たす)がもたらされることが条件となっている。調教の原理がそこにある。

「人間には教育、動物には調教」との認識が本来であるが、時に人間に対しても調教が必要だと私は考えている。なぜなら人間もまたヒトという動物だからである。ただし、ヒトは他の動物とは桁違いの学習能力を持っているため、その分、生理的報酬を得るための適応行動が複雑高度化し、ひいては生命を維持するための報酬が、逆に命を脅かすものになることもある。

たとえば、喫煙や飲酒がイライラを解消すると教わり、それらを常習するようになったが、やめたくてもやめられない人。このような依存症の人はどこにでもいるが、節度をわきまえないと命が縮まることを今さら再教育しても、既に適応行動が出来上がっているため体がいうことを聞かない。したがって、それを克服するためには古い反射連鎖を一旦断ち切り、新しい反射連鎖を作り直す必要があるのだ。すなわち、再調教である。医学界ではそれを「条件反射制御法」と呼び、既に薬物依存症等の治療に取り入られている。

ところで、朝に一日分の食べ物を与え「朝三暮四」で食べなさいと日々言い聞かすも、いつも「朝七暮零」になってしまう利用者がいる。今彼に必要なことは教育か調教か・・・?  

46億年前に地球が誕生し、約38億年前に生命が誕生した。そして、長い長い進化の年月を経て、約500万年前に人類が誕生した。
これらの生物史は現代人の常識である。

ところが、宗教的制約や貧困などにより、それらの常識を知らされる機会がない、すなわち教育を受けていない人々がたくさんいることをパキスタンの少女マララさんは世界に訴えた。
今なお、世界各地が、そして自らがイスラム過激派によるテロに脅かされている。敬虔なイスラム教徒であるマララさんは、イスラムの現状をこう語った。
「もしわたしがあなたの頭に銃をつきつけて、『イスラム教こそ本物の宗教だ』といったら、誰が信じるでしょう」

宗教とは本来、人々を幸福にするためのものではないのか。もし、教育の権利や生活の自由を束縛しているものであれば、それは宗教ではない。神が7日間で天地創造をしたという作り話(神話)を信じるか信じないかは自由だ。また、必ずしも知識が幸福を生むとは言い切れない。
だが、無知が不幸につながることはたくさんある。

仮に地球史46億年を一年に置き換えると、宗教の歴史は僅か十数秒、あまりにもあさはかだ。そして、生命史を知ったとき、我々の命は限りない奇跡の連続で生まれたことがわかる。だから、命は大切にしなければならない。

決して多くの知識を得ているとはいえない私たちの施設利用者。彼らが幸せになるために、私たちは何をどこまで教えればよいかを常に考えていかねばならない。                (Sakai

動物は、その名の通り、絶えず動いているからこそ生命を維持できます。企業もり。現状維持は後退を意味するのです。
 だから、株式会社ムーンワーカーも常に新しいことを仕掛け、より多くのことに挑み続けなければなりません。
「でもそれは・・・、もしそれが・・・」、そんな話は聞きたくありません。
「じゃあ、 貴方は私たちの将来を保障してくれるんですか?」なんてね。
 いつも受身姿勢で、ルールをかざし、できない理由を並べ、結局何もやらない人たちがあちらこちらにいます。

老齢人口が増える一方で労働人口が減り続ける現状、人からコンクリートへお金を動かし、次世代に莫大な借金を残してしまった日本。
 当然、福祉に回る国庫金は底をつきかけています。そのため、一部のブレインは、行政と癒着した社会福祉法人制度を廃止し、この業界に競争原理を取り入れようとしています。その考え方には大賛成ですが、私たちは指をくわえてその時期を待っているわけにはいきません。

そこで、2015年春、一般社団法人コスモスは、尾張旭に就労継続支援A型事業所を開所いたします。A型とは、事業所とその利用者が雇用契約を結び、最低賃金法等の労働法に基づいた仕事を保障しながら就労支援を行うものです。
 ムーンワーカーズでは、これまでに延べ11名の一般就労を果たしていますが、新事業所においては、その上を目指して職員一同がんばりたいと思います。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社ムーンワーカー 代表 坂井与志久

【 追記 】

たまには過去を振り返るという意味で、私達の歩みをご紹介。

20118    就労移行支援、継続支援B型事業所

ムーンワーカーズ 開所

201211   居宅介護、地域生活支援事業所

ムーンヘルパーズ開所

20138    サロンド カフェムーン開業

20144    一般社団法人コスモス設立

2015年 春     就労継続支援A型事業所

コスモス オンリーワン開所予定

12月11日現在 追加決定した ブラジルの味 出張販売日 を
 お知らせします

12月15日(月)  JA尾張旭
           (尾張旭市役所 南、三菱東京UFJ 尾張旭 向い)

現時点では この日が 年内最終になりそうです
是非 ご来場 お買い求めください


 

12月5日現在決定している ブラジルの味 出張販売日 を
 お知らせします

12月 9日(火)  JA尾張旭
           (尾張旭市役所 南、三菱東京UFJ 尾張旭 向い)

12月11日(木) 尾張旭市役所 ロビー

是非 ご来場 お買い求めください

追加日時は 決定次第お知らせします