昨日の早朝、義父が亡くなったとの連絡が入りました。今日がお通夜で明日は告別式だそうです。結局、ご焼香だけで帰るつもりが告別式に参加して欲しいと言われ、今晩は広島に泊まって、明日の告別式に出席するつもりです。
仕事や私生活でとり巻くものが目まぐるしく変化していて、どこか翻弄されているような気分になります。大まかなスケジュール感だけをコンパスにして、目の前の出現する出来事に対応するのが精一杯で、嵐の中を漂流する船に乗っているようです。
余命2週間の宣告は、残念ながら正しかったようです。。。
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広島行きの新幹線に乗車しました。
今、こうして西へ走る新幹線の車窓を眺めていると、つい1ヶ月前の雪景色は嘘のようでもあって、それはその後の毎日のように、アッという間に過ぎ去って往きました。走り過ぎる新幹線は、僕自身が生きている今を象徴しているようでもあって、ふと気付くと飛ぶように後ろに時間は過ぎ去っていきます。
そして、その時間は止まる事もなく、後戻りする事も出来なくて、、、
まるで人生と同じだ。。。
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広島市内の『板蕎麦 香り家』という店で飲んでいます。ホテルにチェックインしたものの、なんか飲みたい気分で、この店にたどり着きました。ちょっと甘い玉子焼きを食べながら地酒「神雷」を飲んでいると、島根の「天穏」という隠し酒をサービスしてもらいました。
蕎麦は山形風の力強い麺で蕎麦湯を足すとそれだけでかけそばが食べれるくらい濃口で出汁感のある「つゆ」です。何となくたどり着いたお店のチョイスは正解だった気がします。
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ANA クラウンプラザホテルに戻ってきました。
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そして、、、義父の斎場に向かう途中に乗ったチンチン電車は、
かつて会社があった付近を通り過ぎて、その頃住んでいたマンションを通り過ぎていきます。広島に住んでいたのはまだ20代、仕事に関しても私生活に関しても、この街にある想い出は苦しく甘酸っぱくて、電車の中で感じる空気感は『千と千尋の神隠し』の一場面を連想します、、、
はじめて見た原爆ドーム、徹夜で仕事をした日々、上司への反発、そして恋愛。。。
斎場横を流れる川の上には満月が浮かんでいますが、僕はここから5分とかからないところに住んでいて、その川沿いに腰を下ろしてみた獅子座流星群は、何度も何度も力強く出現しては消えていきました。それは僕が見たはじめての流星群でした。
ここに来ると、あの夜の獅子座流星群を想い出すのか。。。
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家族の控え室に入ると、僕より大きくなった息子がいて、ジャカルタから到着した義兄ファミリーに出迎えられました。よく見ると、そこには高校3年になった姪もいます。
義兄『久しぶりだね。イクオくん。遠い中ご苦労さん』
僕『お久しぶりです、遅くなってすみません。後は何て言ったらいいものやら 笑!』
義母『よく来たね』
僕『この度はご愁傷さまでした。心からお悔やみ申し上げます』
(離婚してから義兄に会うのははじめてだったりします。。。^^;)
、、、
義姉『ベトナムとかタイはご飯が美味しいけど、インドネシアはダメね』
僕『うーん。。。全部一緒のイメージですけど、、、笑!』
義姉『だいたい、この揚げた煎餅みたいなのが、くっ付いてくんのよ。これ、キライっ!!』
僕『ははは 笑!』
、、、
耀雅『俺さ、詩つくってんだ。。。』
僕『、、、マジか。。。^^;』
元妻『どんな詩よ??』
耀雅『これ。。。』
元妻『ギャハハ。ウケる。腹痛い』
僕『そー言えば、昔も詩つくってたよね。確か、、、【立って座ってオトコとオンナ】って曲♫』
姪『わたし、知ってる!! 京都で歌ってたよね 笑!』
僕『バンドやったら、いいじゃん。まずギター覚えないと』
姪『わたし2本持ってるよ!』
僕『弾けるの??』
姪『、、、^^; 』
耀雅『ギター欲しい。ちょうだい』
姪『じゃあ、今度、日本に来る時、持ってきてあげるよ』
姪は高校3年生、日本の大学に進学するらしい。。。それにしても、なんて言うか、
息子の将来が不安だ。。。^^;
、、、
横たわった義父は安らかな寝顔でした。
僕『キレイな寝顔だね。何歳だっけ?』
元妻『78。。。』
僕『お義父さんは、もっと長生きするんだと思ってたけどな。。。』
元妻『でも、おたくのお義父さんと同い年だからね。あれ?? 何年前だっけ?』
僕『うちは6年前。そうなんだよな。うちの父と同い年なんだよな。。。』
人はいつか亡くなってしまう。
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2月4日、朝、ホテルの朝ごはんを食べて部屋に戻ってきました。
テレビがつかないので、フロントに電話して来てもらいましたが、ダメでした。壊れているみたいです。ホテルに泊まってテレビがつかないなんて生まれてはじめてです。
昨日は急に電子レンジが壊れたし、斎場に着いたら知らない内にセーターに穴が開いてるし、この2日間、様々なトラブルに見舞われています。とほほ。。。(。-_-。)
さて、今日は受付をして欲しいと言われているので、最低限のマナーを確認して、これから身支度をしようと思います。
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新幹線は新大阪を過ぎて京都に向かっています。告別式~初七日まで家族葬は段取りよく進んで、振り返るとあっという間に終わりました。
それは義父も望んでいた事なんだろうか?
それより先に亡くなった僕の父はどう思っているんだろう?
息子の耀雅や僕の母や姉はどうだろう?
何より元妻はどう思っているんだろう?
そして僕自身にとって、どれが正解なんだろう。。。
そもそも結婚という制度に関して、僕はよくわからなくなってきている。
その上もう随分と長い間、恋愛感情を忘れている自分もいる。。。
少しもやもやしているけど、やっぱり復縁はないな。それは埋める事が出来ない価値観の違いで、その溝は手をつないで歩いていくには、大き過ぎるから。
車窓を眺めながら、そんな事を考えていると、気がついたらすっかり陽が暮れていた。電子レンジがないと困るから、帰り際に買って帰ろっと。。。
LET IT BE ☆彡








