『ねじまき雲』とイノベーション | ダンス・ダンス・ダンス

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『音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ』

〜村上春樹〜『ダンス・ダンス・ダンス』より

ポカポカ陽気に誘われて中央線で国分寺まで来ました。『ねじまき雲』という喫茶店でカフェラテを飲んでいます♫

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特に看板もない、一見空き家のような隠れ家だけど、開店20分で狭い店内には僕を含めて4人のお客さんがいます。。
壁かけの振り子時計がカタカタと時を刻んでいるのに、何処と無くゆっくりとした時間が流れてる気がするのは、ご主人の人柄のせいかもしれません。ふと、『羊毛とおはな』の二人が喫茶店をやったら、こんな店かな。そう思いました。

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珈琲やカップケーキはこんな感じ。

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今週は4回飲み会があって、色んな人たちと情報交換をしました。東十条の『新潟屋』でサワーやハイボール発祥の話を聞いたり、野毛で横浜の下町飲みを経験したり、『小洞天』のシュウマイを食べながらメーカーさんと情報交換したり、、、。

『小洞天』の帰り、埼玉の神嶋さんにもう一軒行こうと誘われて近くのバーに入ったけど、、、

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店は僕たち以外、誰もいなくて、僕たちが店に入ると、マスターは逆に照明を落として店内を暗くしました。ピンボールマシンや長いカウンターはなかったけど、村上春樹の『1973年のピンボール』に出てくる『ジェイズバー』をイメージするようなバーです。僕は『ゴッドファーザー』というカクテルを頼み、神嶋さんも同じモノを頼みました。

神嶋さん『しばらく会社に来てなかったですよね?   心配してました。。。』
僕『そーなんだ。ごめん、ごめん』
神嶋さん『みんな、自分たちのせいじゃないか、って言ってて。。。』
僕『関係ないよ。どうして??』

4月に入ってすぐ、村上くんから『細かい事、気にしないでがんばって下さい』って電話もらったけど、埼玉支社の一人には村上くんも入ってるに違いない。。。
それは完全に僕自身に責任のある問題だけど、自分に責任があるかもしれないと考えてくれる人がいる事は、少しうれしくもあった。僕は知らず知らず、たくさんの人に支えられて生きているんだと思う。そして僕は僕を支えてくれる人を大切にしたいと思った。

一杯だけ飲んで帰るつもりだった僕の思いをよそに、神嶋さんは僕の『ゴッドファーザー』をその後3杯もオーダーした。同じだけ、神嶋さんも飲んだ。そして翌日、案の定、二日酔いになった。。。^^;

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1972年に『ゴッドファーザー』が公開されてまもなく生まれたのがこのカクテル。シンプルなレシピだが、アーモンド風味の芳しさと甘さが濃厚なウイスキーの味わいを包む味わい深いカクテル。映画は、アメリカのイタリア人社会を描いているが、そのイタリアを代表するリキュールのひとつがアマレット。イタリアの家族愛につながる温かみをカクテルの中に表している。 
~サントリー社 ホームページより~

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昨日、書ききれなかったので、近所のマクドナルドで続きを書いてます。

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道沿いのツツジが咲き出すと、いよいよ本格的な春を感じて、道交う人たちにはチラホラと半袖の人が混じっています。かつてあった制度、ジュニアボード(青年重役会)の話。

先週の金曜日は、第7期ジュニアボードの同窓会でした。ジュニアボードは2年任期で全国から10名程度の若手社員を選抜して、経営会議で10年後の会社のための提言をするという制度です。そして、今、この制度はありません。他ならぬ僕たちが、この制度に終止符をする提言をしたからです。。。
社内公募制度、社内表彰制度、社内SNS導入、、、その提言の結果、実現した事は沢山あったけど、提案した内容だけを振り返ると、僕たちは結局、社内をずっと見ていて、そして社員全員のモチベーションをどう高めていくかを、ずっと考えていたような気がします。

ちょっど一時間くらい遅れて参加すると、
田中『先輩、今、先輩の話をしてたんですよ!!』
僕『え??  ごめん、遅れて。あ! 上原、久しぶり!!』

、、、

田中『だから、俺は違う切り口が必要だと思うんですよ』
菅原『なるほど、、、』
僕『そーだね。。。』

10年前も徹夜で会社の方向性について、議論を交わしてたっけ。。。みんな変わんないな。。。
当時、田中は北海道から参加していて、僕は大阪から参加していた。どっちも営業マンだったけど、担当してる業態は量販店と外食チェーンでまるで違っていた。菅原は経理だったし、人事担当、図書室、企画担当などなど、当時のメンバー11人はホントバラエティに富んでいた。バラエティに富んだ僕たちの唯一の共通語は、みんなで読んだ『イノベーションの本質』。イノベーションは、革新という意味で、その本には様々な企業のイノベーションが紹介されていた。
自発的に社内勉強会をしていた社員達がヒット商品を開発したストーリーや温泉街の復活ストーリーまで、イノベーションを生む背景には様々なパターンがあった。

当時の僕は、この会社を今ほど好きではなかった。僕は生活のために働いていて、僕の幸福と会社の利益は同じ方向に向かっていない事も多い気がした。それが、ここにいるメンバーと夜通し会社の未来について意見を交わす間に、僕はこの会社の事が心底好きになっていた。会社に何かを期待するのでなく、自分自身がこの会社を背負っていかなければならない、と思った。僕はそういう社員が増えていけば、10年後の会社は今よりもっと強くなっているに違いないと思った。提案が社内に向いていた事は、そういう理由もあったかもしれない。

田中『じゃあ、最後は先輩が〆て下さい』
僕『え??  俺??  全然、準備してなかった。。。^^;
、、、久々にみんなが集まって、意見交換をする姿を見て、当時の事を想い出しました。そして、こうして意見交わすことは自分にとってもすごく大事な発見があると改めて思います。また、みんなで集まって、飲もーよ!!』

10年後の会社を考えていた僕たちは、実際に今、10年後の会社にいる。自分たちが働く部署や環境も当時とは全然違っているけど、今思うことは、あと10年じゃダメだって事だ。ずっとずっと、この会社が続いていけるように、僕たちはチャレンジを繰り返していなかければいけない。明治維新後、日本には関東大震災、太平洋戦争など数々の受難があった。ボロボロに崩れ落ちた瓦礫を前に、僕たちの先輩は会社を立て直してきた。他にも多くの企業が再起し、日本は復活した。それに比べたら少子高齢化社会なんて、なんて小さな問題だろう。僕たちに老人を敬遠せず、女性を敬う気持ちがあれば、解決する問題だ。そして、僕たちはそれを実現する事が今にでも出来る。
それは日本にとってのイノベーションだと思う週末なのでした!!

LET IT BE ☆彡