そういえば、最近バーって行ってないなぁ。とか、思ってみたりしながら。。。
広島にいた頃は行きつけのバーが一軒あって、週1~2回の頻度でいってた。『zappa』って名前のバーなんだけど、さっき『食べログ』で調べたら見当たらなかったから、もう今はないのかもしれない。『zappa』は、広島市内の繁華街、袋町にある地下一階のバーで、カウンター6席と奥にテーブルが2つくらいある店。カウンターの奥には大きな水槽が二つあって、僕はいつもカウンターに一人で座って、バーボンウイスキーを飲みながら、熱帯魚を眺めていた。
当時、僕はシェーカーを持っていて、家でカクテルを作って飲んでいた。ベースの他にリキュールも20本くらいあったと思う。僕は『zappa』に通ううちに、チェリーヒーリング とか モーツァルト とか、お店になかったリキュールを持ち込んだり、自宅のCDを20枚くらい持ち込んだりするようになった。
お店でカクテルをつくったり、好きな音楽をかけて聴いたり、常連客というか、『zappa』は自宅の延長線上という感じだった♫
当然、バーテンダーとも仲良くなって、オリジナルカクテルのコンテストに出す試作品についてあれこれ話したり、ホントどーでもいいような話をしたりした。
でも基本的には、カウンターから見える熱帯魚を眺めていた。ゆらゆら揺れる感じに、ゆったりした時間の流れを感じて心地よかった。一人でカウンターで飲んでいると、お店には色んなお客さんが来ることに気付いた。疲れてそうな人、酔っ払って偉そうに振る舞う人、陽気な人、物静かな人、品のいい距離感のあるカップル。
村上春樹の初期の作品には『ジェイズ・バー』というバーが登場する。
「どうだい、店が変わっちまって落ち着かないだろう?」
「そんなことはないよ」と僕は言った。「混沌がその形を変えただけのことさ。きりんと熊が帽子をかえっこして、熊としまうまがえりまきをかえっこしたんだ」
~羊をめぐる冒険より~
世界は混沌としていて完璧ではない。でも、そこには時々ロマンを感じる瞬間があって、僕たちを酔わせる。
Let it be ☆彡



