ドライバーはフェアウェイの左サイドをとらえて、グリーンまで残り140ヤード。
7番アイアンをもって打った第二打が高く空に上がった。そしてそこに見えたのが中空の虹。
やや左目に出たが、折からの左から右への風に押されて、ボールはピンから5メートルのところで止まった。
あらためて空を見上げると、虹が何と二重に、真昼の空の太陽を取り囲んでいる。
湿気が多いのだろうか。
空を指さす僕につられて、同伴競技者が思わず空を見上げて、自然のスペクタクルに心をしばし奪われた。
そしてこのホールパー。
8番ショートはピン1メートルにつく会心の6番アイアンのショットでバーディ。
インに入っても勢いは衰えず、12番のロングホールの三打目を9番アイアンで7メートルにつけてパー、10番ショートホールはパーオンのあと5メートルのバーディパットをねじ込んで二つ目のバーディ。さらに14番、16番とパーを重ねた。ちなみに4番でもパーを取っているので、このラウンドはバーディが2つ、パーが5つだった。
が、トータルのスコアは90。
80台に届かなかった。ダボが多発した。パット、アプローチで3-4打は目標に及ばず、さらにはOBも一つあった。
全部ボギーで90。
80台を出すためにはパーを取らなければならない。
今日のラウンドは「攻め」の面では十分合格どころか、80代前半も狙える内容だった。
ミート中心の打法へ切り替え、さらにボールの方向性もなんとなくコントロールできる感覚を得られた。
繰り返せるかどうかまではまだ確信できないが、「形になってきた」実感がある。
あとは取りこぼしをしない「守り」のゴルフをしっかり実践することだと感じた。
会心の当たりが高く上がってピン方向へ飛んでいく。
気持ちがいいものだ。
6番が3回、7番が1回、9番が2回。アイアンショットは見事にグリーンをとらえ続けた。
ダウンブローにミートするコツのようなものが身についた感じがした。
ぜひとも次もよいところを繰り返したい。
そして無理せず、悪いところを削って80代半ばへスコアを前進させたいと思う。