原付バイクを蘇らせる期待も込めて、遠出をすることにした。
バイクを買って千km過ぎたので、初期点検を兼ねて大型バイク店に持ち込んだ。
「最近、特に低速でのトルクが落ちてきている気がする。」
と現状の不平を言ったが、「50ccのバイクならこんなものです。異常なし」という診断結果だった。
ネットで、バイクを専門に扱っているベテラン整備士の意見だが、「原付バイクのほぼ100%近く、カーボン噛みという現象があります。」と断言されていた。
「特に、日常使い専用で、近所の買い物に使用している人に多い現象です。」だそうです。
多分、自分のバイクもそのカーボン噛みの初期症状だろうと思う。
時速30Kmという制限があるので、決してエンジンを吹かして運転することなどないので、特にその現象がみられるそうです。
原付バイクは、たまには、エンジンを吹かし上げ、エンジンを熱し溜まったカーボンを吹き飛ばす必要性があるようだ。
そこで、バイク専門店に行き、オイルに混ぜる薬品と、ガソリンに混ぜる薬品を買ってきた。
そして、エンジンを温める為、遠乗りをすることにしたのです。
遠出先は、バイクで一時間ほど、裏丹沢の道志川の支流である神の川というキャップ場です。
以前、車では来たことがあるが、バイクは、風を感じるので心地いいものです。
がしかし、肝心の滝は、梅雨の豪雨で土砂崩れを起こしたので、立ち入り禁止になっている。
手前が、自分愛用の本田スーパーカブです。
山道側から、撮影した滝です。奥の方にちらりと見えるのがエビラ沢の滝です。
エビラとは、箙のことで、矢を入れて右腰につける武具のことです。
ここは、戦国時代、北条氏と武田軍が競った国境付近なので、それにちなんだ名前が由来かも知れない。
見るに、それほど水量が増えている様子も見られないが…。
水を描きたかったので、幾度もこの滝を訪ねてきたが、遂に、その絵は完成しなかった。
幾度も油絵具を塗り重ねても、水の表現がいまいちで、気に入らなかったのです。
絵具に『水色』という絵具があるが、水は『水色』ではなく、無色透明です。
水は、空を映すので、水色に見えるのですが、本来は透明なのです。
流れる地形に沿って、樹々を映したり、空を映したりするのですが、千変万化する、その表現が難しいのです。
神の川の上流の生簀です。
水面が空と、辺りの樹々を映しているのですが、水に含まれる成分が光によって、それ自身も発色することがあるです。
摩周ブルーと呼ばれている摩周湖は、空が曇って灰色なのに、湖はブルー一色に、まるで染められたように透明に輝いています。
水のプリズムのように、屈折率の違いでそう見えるだろうと想像します。
☕コーヒーブレーク
その帰り道、413号線沿いの、『いやしの湯』という日帰り温泉に立ち寄ってみた。
以前、ここの温泉に浸かりに来たことがある。
体温より少し高いくらいの、ぬるめの湯なので、一日、浸かっていても湯あたりすることはないだろう。
館内に食堂があったので、「食堂だけ利用できますか?」と店員に訊くと、どうやら温泉利用者だけが利用できるそうだ。
そこで、土産物を買って帰ることにした。
ところで、その後、バイクはどうなったかというと、明らかにエンジン音が変わってきたのです。
以前は「ペタペタ」とタペットを叩くような異音がしていたが、その音が静かになったのです。
低速域のトルク落ちも少し改善し、粘りが出て来た気がする。
原付50ccのバイクは、生産中止になり、速度制限付きの、125ccバイクに置き換わるようです。
排気ガス規制が、50ccでは実現不可能なので、125cc以上のバイクになったようだ。
原付免許が廃止されるということではなく、速度制限(馬力を抑制した)仕様になるようです。
しかし、乗用車が60Kmで走る追い越しできない道路を、30Kmのバイクが、とろとろと前を走られると、イライラしてくることでしょう。自分は、その時は道端に避けて、後ろの車を先にやることにしているが、トンネルの中のように退避場所が無い所はそれも出来ないので、自分は長いトンネルは、避けるようにしている。
もし、間違ってトンネルに入ってしまった場合は、仕方ないので、制限速度を超えてぶっ飛ばすこともある。
そうしないと、自分も相手も危険になるからです。速度制限は、この際、見直した方がいいと思う。
自分の友人に、若い頃、原付二種を取得したが、どんどん免許が改訂され、最後には、自動二輪まで乗れるようになった。
しかし、原付一種だけは、そのまま原付のままです。
マツダのロータリーエンジンが廃止したのも、排気ガス規制からだが、再び、そのロータリーエンジンが復活するらしい。
そこでAIに訊いてみた。
質問 マツダのロータリーエンジンが復活する話は本当?
回答 はい、本当です。マツダのロータリーエンジンが11年ぶりに復活しました。
今回の復活は、従来の動力源としてではなく、発電機としての役割を担う形で行われました。
新たに登場した「MX-30ロータリーEV」は、プラグインハイブリッド車(PHEV)として、ロータリーエンジンを発電用に搭載しています。
ロータリーエンジンは、コンパクトで高出力という特長を持ち、電動化時代においてもその特性が発電機としての利用に適しているとされています。
マツダはこのエンジンを用いて、カーボンニュートラルを目指す多様な選択肢の一つとして位置づけています
ということのようです。よかったね。日本が世界に先駆けて実用化に成功したロータリーエンジンが、消えてしまうのは、口惜しい限りなので、その復活は喜ばしいことです。
ネット投稿をAIが監視してるようだが、AIは、いまのところ善意無害なようだが、ネット詐欺が横行しているので、その悪グループにAIが乗っ取られる懸念もあるだろう。
何が、本物か見分けがつかなくなっていることが現代の危機です。
偽物の真似は出来ないが、本物の真似は出来るからです。