ハイエストスフィア 骨折、引退。 | 俺の競馬の楽しみ方

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4戦目1番人気9着で放牧直後に骨折が判明しました。
非常に残念です。
まずは愛馬ハイエストスフィアに、これまで有難うと言いたいです。



ハイエストスフィア
(ネオユニヴァース×エスティメーション)
3歳牝馬 美浦・黒岩陽一厩舎


2014/07/26 <最新情報>
ハイエストスフィア
 左橈骨遠位端の骨折が判明し、全治6ヶ月の診断を受けたため、今後について検討した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることと致します。近日中に抹消の手続きが取られる予定です。


2014/07/25 <所有馬情報>
在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
調教内容:
次走予定:未定
担当者「入場後、左前の歩様に違和感があったので、レントゲン検査をしたところ、左橈骨遠位端に骨折が見つかりました。全治まで6か月は必要だと思います」
なお、疾病の程度を考慮して、今後について検討に入っています。


2014/07/24 <最新情報>
ハイエストスフィア
 24日(木)に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。

2014/07/23 <所有馬情報>
在厩場所:24日に福島県・ノーザンファーム天栄に放牧予定
調教内容: 
次走予定:新潟開催
調教師「リズムが良くなかったですね。1コーナーまででハミを噛んでいましたし、3コーナーで他馬に来られると、もうそこでダメでしたね。一旦放牧に出して、新潟の1200ダートを目標に進めていこうと思います」


2014/07/21 <レース結果>
ハイエストスフィア
 7/20(日)福島3R 3歳未勝利(牝)[D1,700m・15頭]9着[1人気]
まずまずのスタートから前に付け、道中は単独2番手を追走、3コーナー過ぎでペースが上がって外から交わされると、直線では徐々に脚色が鈍ってポジションを下げ、中団で流れ込んでいます。
戸崎圭太騎手「今日はテンションが高く、終始力んで走っていたので、1,700mは少し長かったですね。リラックスして走れれば、この距離でも対応できるのでしょうが、本質的にはもう少し短い距離の方が良いのかもしれません」




ハイエストスフィアは、自分が初めてにして唯一、名付け親になった馬でした。
それに馬体の良さに惚れて愛馬に選んだこともあり、やはり他の愛馬よりも思いが強く、今回の事はショックの一言です。



昨年の7月21日に福島芝1800でデビューする予定が、7月に入り、トレセンで激ヤセ。

そこから一気に心身ともにバランスを崩し、歩様が固くなり放牧。

天栄でも回復せず、北海道へ逆戻り。

ようやく10月に入って復調してきて、11月10日の東京ダートを目標にするも、入厩わずか一週間で左前の橈骨に骨膜反応が出て、また放牧。

そこからがまた長く、ようやく良くなってきたのが年明けで、2月9日の新馬戦に登録するも除外。

翌週についに出走確定するも、まさかの大雪順延。

その間に馬体が激減し、ギリギリの状態になってしまい、2月21日に東京ダ1600でデビューするも6着。

そこからがまた試練で、4月帰厩直前に左前に骨瘤。
その後も調教での走りは素晴らしいものの、飼い葉を食べずに状態今一つ。
しっかり追い切りもこなせないまま、マイナス22㎏で迎えた2戦目東京ダ1400でまさかの僅差の3着。
これは本当に感動した。
同時に、未勝利は勝ち上がれるだろうと安堵の気持ちにもなった。

短期放牧後は状態も安定し、終い重点ながら追い切りもこなして、良い状態を保って、いよいよ勝負の3戦目。
ところが、二の脚の速さを見せ、フットワークの軽快さを感じさせてくれたのに、3戦目は芝ではなく、またもや6月28日東京ダ1400。
同条件で前進を目指したが、勝馬から1.3秒差の3着。

個人的には、3戦目はもう一週待って、開幕週の福島芝1200が適性だったと、今でも思っている。
スピード能力に任せて先行し、トップスピードのままゴールを駆け抜ける画を思い描いた。
そこがターニングポイントだったのだろう。
なぜ、黒岩師は一度も芝を使ってくれなかったのか。

いや、もちろん理由はわかってる。
これほど脚元が弱い馬だと思っていなかった。
調教の走りっぷりから、スフィアの能力の高さは間違いなかったが、体質の弱さもまたその馬の能力の一つである。
そこを見抜けなかった。

黒岩師なりに、スフィア姫への最善を尽くしてくれたと思う。
危険な芝で勝ち急ぐより、大事にダートで育てようとしてくれた。
感謝したい。

4戦目のレース選択に関しては、もうとやかく言うつもりはない。
これが結果なのです。
もう過ぎてしまった事。



本当に大変な競走生活だったねとスフィアに声を掛けたい。
心身ともに疲れただろうなぁ。
真の実力は出せていなかったと思ってる。
芝の短距離であなたの軽やかなフットワークを見たかった。

残念なのは、一度も生で会うことが出来なかった事。
なかなか休みの無い仕事を恨むことしかできない。
でも沢山の感動をもらえて嬉しかったです。
ありがとうスフィア!!!