先ほど、5頭立てで行われた凱旋門賞の前哨戦
「フォア賞」
鞍上クリストフ・スミヨンに導かれ、
見事、オルフェーヴルが完勝
日本からの帯同馬アヴェンティーノがスタートから超スローペースで逃げ、
オルフェーヴルは最後方でなんとか折り合おうと我慢
徐々にペースアップしながら、ラストの直線を迎えると、
狙い通りにインを突き、アヴェンティーノが開けてくれた最内を無駄なく一気に伸びて先頭へ
そのまま後続を抑え込みゴール板を通過した
着差は1馬身ほどで、
日本での圧勝劇を見慣れているせいか、それほど強かったと思えなかったのは、
むしろオルフェーヴルの偉大さゆえだろう。
それほど、我々はオルフェーヴルの世界制覇を期待している証拠だ。
では、
本当にこのフォア賞の勝ち方で、
凱旋門賞を勝てるのか
今回は、超スローで、あれ以上差を広げることは難しい展開であった。
さらに、日本でのオルフェーヴルの勝ち方も、
「抜け出してから突き放す」のではなく、
「桁違いの抜け出す速さを武器に、直線半ばにして勝負を決める」タイプ。
フォア賞でもあの超スローのヨーイドンにもかかわらず、日本でのレース振りと同じように、回転の超速いフットワークで一気に抜け出して勝負を決めている。
なので、
初めての海外レースにも関わらず、
日本と同じ競馬を出来て勝ったオルフェーヴルは、
やはり本当に強い馬ということであろう。
凱旋門賞はもっとタフで厳しいレースになる
スタミナはもちろん、
パワーや底力、
絶妙なコース取り位置取り、
抜け出す脚の速さとタイミング、
ラストまで伸びきる長い末脚。
同じステイゴールドを父に持つナカヤマフェスタがあそこまで栄冠に近づいたのだ。
日本では敵無しの最強馬が取れない称号ではないはずだ。