2社目は工務店C社。

社長さんC氏と工事関係の責任者がやってきて、社長さんはひとしきり会社の説明をする。この会社は戸建て住宅の直受け設計施工とリフォームが中心で、大手メーカーの下請けも別部門でやっているとのこと。メーカー名でだいたいのイメージができるハウスメーカーと違って、工務店さんはこうやって実績を話してもらうとやっぱり信頼感を持てる。

 

さて、このC社は塗装に関してフッ素塗料という性能が優れた塗料を使うことを売りにしているようで、フッ素塗料の効能を随分熱心に教えてくれた。現在、建材に使う塗料はシリコン塗料かフッ素塗料が主流で、ネットで調べてみると塗料メーカーはだいたい類似の商品構成のようだった。フッ素塗料は、耐久性、防カビ性、防水性などなど性能が優れているようだ。住宅では価格の点からシリコン塗料がやっぱり主流だけど、防水対策に屋根だけフッ素塗料にすることを推奨している塗装メーカーもある。

C社は、耐久性、費用対効果の点でもとにかくフッ素推しで、最近大学などは30年修繕しないでいいようにとフッ素塗料を選ぶところも増えていると教えてくれた。

 

ちょうどその頃、私が名古屋で住んでいるマンションの大規模修繕計画が管理会社から示されて、初めて興味津々でじっくり見てみた。

すると、塗料がなんとウレタン塗料ではないか!

え?何?初耳だけど?と思った方は正解グッド!

ウレタン塗料なんて、今までの流れには出てきていません。だって、ウレタン塗料はシリコン塗料の前の主流。今は少なくともシリコン塗料が主流で、徐々にフッ素塗料が優位になっていくであろうという時に、そんな2世代前の塗料を使うからマンションの長期修繕計画は12年という短期スパンで繰り返す羽目になるのでは?管理会社の確信犯か。やはりマンション管理には大いに問題を感じる…が、話が長くなるので別の機会に。

 

そして、別日に塗装業者さんがチェックをして、ひび割れの確認をしたところ、やはりフッ素塗料推しだった。

屋根の確認はしないの?と聞くと、屋根は今水漏れしていなければ通常問題がなく、目視では破風の状態にも問題がなさそうだから塗装で大丈夫だと言う。やっぱり全国区のハウスメーカー系に比べたらC社は小さな会社だし、見積もりの段階で板金屋さんのチェックまではできないのかなと思った。契約すれば、大工さんと板金屋さんも来て詳細にチェックするが、見積時の目視と比べて大幅な見積変更が起こるような事態はほぼ起こらない…ってことなんだけど。

 

☆家の周りの植物を大事に扱ってもらわないと

 

☆狭い裏側にも木がある

 

 

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