世紀末コント:その弐十七:たこ焼き
あべし(以下あ
):末してる。
ひでぶ(以下ひ
):末だな。
あ
:どうも漫才ってのもムジーもんだな。
ひ
:お前は何もやってないけどな。
あ
:何?こうやって舞台にたってんだろうが。
ひ
:まあねえ。
他にもいろいろ準備っつーもんがあるだろうが。
あ
:知らん!
死ね!
ひ
:死ぬのは一緒だ。この末が。
あ
:もしこの漫才が滅したとして、だ。
お前、どうする?
ひ
:そんなこと考えるようだと、滅したも同じだぞ。
あ
:うるせえなあ。仮の話だよ。
ひ
:そうだなあ。。。
たこ焼き屋、、、いや世紀末焼き屋なんかどうだ。
あ
:ああ?たこ焼き?世紀末?
ひ
:こないだ近くの祭りで見たんだけどな。
たこ焼き屋って、俺たちとそう変わんねえぞ。あれならいける。
あ
:そうなん?たこ焼きが?
ひ
:そうそう。「たこ焼き」ってやわな名前の割には、
かなりハードな、末した感じの輩が焼いてんだよ。
あ
:たこを。
ひ
:焼いてんだよ。
あ
:ヤバい。ちょっとビビる。
ホントにそれ、たこか?
ひ
:知らん。
あ
:なんでだよ。ちゃんと見てこいよ。
ひ
:お前な。俺だって世紀末で慣らした末だぞ。
あ
:おう。
ひ
:末と末が出会ったら、どうなるかわかってんだろ。
ちっと見てたら、たこ焼き屋、すげえ顔で睨んできたんだぞ。
あ
:戦闘開始か。
ひ
:あれはやばかった。
手伝ってた女まで、すげえ顔してた。
あ
:たこじゃねえな。
ひ
:ああ。あの顔でたこはねえな。
あ
:で?お前は世紀末を焼くのか?
ひ
:あの顔でちゃんと売れるんだから、俺でもできる。
あ
:世紀末って?
ひ
:知らんけど。
屋台の暖簾にキュートな感じのキャラクターを書いてだな。
あ
:世紀末の?
ひ
:ああ。
あ
:なんだよ。世紀末にキュートなもんなんかねえぞ。
ひ
:それだよ。
お前、たこ見たことあるか?
あ
:あるある。悪夢の結晶かと思った。
ひ
:だろ?
あれがお前、屋台にはそれはキュートな感じで書いてあったぞ。
あ
:まじか。
ひ
:まじだ。
あ
:末だな。
ひ
:それを見た奴は、たこ食べたい、って思うんだよ。
あ
:で、屋台から末が出てきても、
ひ
:買うんだよ。
あ
:結構いいかもな。
で、なにいれんの?
ひ
:そうだなあ。
あ
:世紀末だけに、
ひ
:あ、あの、あいつがピキーってやって、爆発した後の破片を、、、
あ
:末してるねえ。
ひ
:これならタダだぞ。拾うだけだ。
あ
:拾えるか?あいつの近くで?
ひ
:やばいね。
あ
:お前が具になるかもよ。
ひ
:そんな俺たち、
あ
ひ
:世紀末!
YouはShock!
世紀末コント:その弐十六:迸る花粉
あべし(以下あ
):ああ。
ひでぶ(以下ひ
):なんだ?いきなり溜息なんて。死にてえのか?
あ
:だるいんだよ。お前。
ひ
:でたよ。
お前、生まれてこのかたずっとだるいんだろうが。
あ
:ああ、思えばだるい人生だった。
ひ
:おお、おお、かわいそうに。
死ねばいいのに。
あ
:!
お前ね。死ねとかいうな。相方だぞ。
ひ
:ああ?出てきて早々だるいなんていうからだろうが。
あ
:そうなんだよ。なんかさ、、だるいんだよ。
ひ
:だから年中だるいんだからさ、珍しくもねえだろうが。
あ
:違うんだよ。近年まれにみるだるさというか。
アブノーマルな感じなんだよ。
ひ
:で?
あ
:なんか、こう、やる気が、でねえ。
ひ
:気合いがたりねえんだよ。
やるか?この野郎。
あ
:元気だねえ。ひでぶちゃんは。
ひ
:うるせえ!このフニャチン野郎が。
あ
:しかし、だるいんだよなあ。
驚きのだるさだ。
ひ
:うるせえなあ。
あ、あれかもよ。
あ
:なんだ?
ひ
:花粉だよ。j花粉。
あ
:俺は花粉症じゃねえ。鼻水なんか垂れてねえぞ。
ひ
:それがな、目がかゆいとか、鼻水とか、そんなんじゃねえのもあるらしいぞ。
あ
:なに?
ひ
:だるいとか、熱っぽいとか、関節が痛いとか、、、
あ
:かぜじゃねえかよ。
ひ
:だよなあ。でも、花粉らしいぞ。
あ
:訳がわかんねえ。なんだよ、それ。
ひ
:花粉の諸症状的な。
あ
:あほくさ。
この時期めんどくせえから、取り合えず花粉を悪者にしようというのが、気に入らねえ。
ひ
:世の中往々にしてそんなもんだ。
あ
:なんかさ、かぜもそうだけど、ぼんやりしてるよなあ。
なんでもいいんじゃねえか。
ひ
:んー
あ
:そうか。なんだかんだで、花粉って年中飛んでんだろ?
相も変わらずだるいのは、そのせいかもしれんな。
ひ
:そうだな。
自民党が負けたのも、花粉のせいだな。
リーマンショックも実は花粉ショックかも知らん。
あ
:お前の話がつまんねえのも、花粉のせいだな。
ひ
:花粉が飛べば桶屋が儲かると。
あ
:桶屋っていまどき無いけどね。
ひ
:うん。っていうか見たことねえな。桶屋。
あ
:桶屋ってさ、桶以外になんか売ってんのかね。
ひ
:ああ。西川ふとんみたいに、ふとん屋なのに、
寝室においてあるもん一通り売ってたりするやつね。
あ
:そうそう。桶屋、他になんか売るもんあるのかね。
ひ
:桶っつっても、使い方とか、大きさとか、いろいろあるからなあ。
専門でもやっていけるんじゃねえ?
あ
:花粉よけの桶とか?
ひ
:マスクみたいに?
あ
:やっぱり桶屋は儲かるんだなあ。
ひ
:いや、今存在していないってことは、儲からねえんだろ。
あ
:ああゆう何にでもつかえるもんっつーのは、いいよなあ。
ひ
:桶が。
あ
:飯だって風呂だって収納だってなんだって桶だろ。
桶っていいねえ。
ひ
:飯を入れた桶に人が入っていたのかね?
あ
:知らん。
あ、そうえば、死体も棺桶だな。
ひ
:花粉が飛べば桶屋が儲かる訳だ。
あ
:しかし、だるいのは、困る。
ひ
:花粉ってさ、人間でいうところの精子だろ?
吸いこむと精がつきそうなもんだけどな。
あ
:気持ち悪いこと言うねえ。
ひ
:そういうもんだ。
俺のあれを天に向けて、、、
あ
:ただでさえ超ダリーのに、さらに気分悪くなってきた。
ひ
:こっちこそ、やめさせてもらうわ。
あ
ひ
:YouはShock!
世紀末コント:その弐十五:ネバーエンディングストーリー
あべし(以下あ
):やっぱさ。あれはなかったんじゃねえか?
ひでぶ(以下ひ
):なにが。
あ
:新年早々「おしっこ」はねえだろ。
ひ
:新年早々だからこそだよ。
あ
:ああ?
ひ
:知らん。
末じゃねえから調子でねえんだよ。
あ
:。。。
多分な、世紀末コントの人気が下がったぞ。
お詫びとして、生贄になれ。
ひ
:ああ?生贄?なんだそれ?
あ
:簡単に人気が出る方法があるんだよ。
ひ
:ああ?そんなもんあるんだったらみんなやってるっつーの。
あ
:おう。みんなやってるとも。お前も協力しろ。
ひ
:なんだよ。何すればいいんだよ。
あ
:まあ、普通に生きていれば大丈夫。
普通に不幸だし。。。
あ、ネタ書いてるときなんかいいね。
ひ
:なんだそれ。普通じゃねえかよ。
あ
:そうそう。それがいいんだよ。
ひ
:ああ?
あ
:そんでな。お前がネタ書いてて、やっと最高傑作ができたと思ったら、
謎の世紀末男が突然現れて、そのネタをビリビリニくっちゃぶるんだ。
ひ
:ああ。
あ
:んで「ひでぶ絶叫」。
ひ
:あ、そ。
あ
:で、ひでぶがその世紀末男に殴りかかる、と。
ひ
:(無言)
あ
:しかーし!その世紀末男の強いこと強いこと。
めっためたのぼっこぼっこにやられんだよ。お前が。
ひ
:ああ?
あ
:挙句、世紀末コントがつまんねえとか、こんな漫才やるくらいなら
死んじまえとか、お前のオカンとあんなことやこんなことやったことあるとか、、、
ひ
:長げえなあ。
あ
:お前な。ここが肝心。
ひでぶがもう見てらんない。誰か助けてあげて!って客から悲鳴が聞こえないと。
ん、でな。さらにお前を丸裸にして、市中引き回しにして、
もう、だめだ、ってなってるところに、さらに凌辱されそうになって、、
ひ
:めちゃくちゃじゃねえかよ。
あ
:もう、だめ、ひでぶの臨界突破しそう!
「ぎゃーーー」
ってところで、首切られて、さらし首に、、、
ひ
:死んでんじゃねえかよ。
あ
:ああ、すまんすまん。死んじゃダメだ。みんな引いちゃうから。
ひ
:ああ?
あ
:もうだめだ!ってときに、、、あべし様登場!
ひ
:なんだよ。どうせ見てたんだろ。もっと早く助けろよ。
あ
:うん。
それで、俺様がその世紀末男とくんずほぐれつの死闘を繰り広げる訳だ。
ひ
:俺は?
あ
:まあ、その間に服でも着てるんだな。
ひ
:どんなんだよ。
あ
:で、ひとしきり格闘で盛り上げたところで、その謎の世紀末男のマスクが
取れるんだよ。
ひ
:なに?マスクしてんの?
あ
:そら、「謎」だからな。
したらだ。実はその謎の男はひでぶのオトンなんだよ。
ひ
:はあ。
あ
:んで、ひでぶがあまりにも不甲斐ないから、やむにやまれず、仕方なく、
ひでぶをあんなふうにしちまったと。
ひ
:やりすぎだろ。
お前、さっき凌辱とかいってただろ。
あ
:でも、やっちまった以上は、仕方がない、と。
俺(世紀末男)とお前たち(ひでぶとあべし)で決着をつけようじゃねえかと。
ひ
:ムリ
あ
:んで、またもや3人で死闘が繰り広げられる訳だ。
ひ
:はあ。
あ
:途中で、やられそうになった奴が、気合い入れて金髪になったりしてな。
ひ
:ああ、スーパーなんとかね。
あ
:お前な。そのイントネーションやめろ。スーパーマーケットじゃねえんだから。
ひ
:ああ。
あ
:んで、次々に金髪になっていって、
さらにその金髪がやられそうになったら、今度は銀髪になって、、
ひ
:さすがに飽きるわ。
あ
:いやいやいや。ここまで盛り上がってるから、客は食いついてるよ。
客まっしぐらだよ。
ひ
:ネコね。
あ
:銀髪がやられそうになったら、いよいよスキンヘッドになるわけだ。
ひ
:クリリンね。
あ
:んで、よーやく、お前のオトン(謎の世紀末男)が倒れる訳だ。
ひ
:長げえなあ。
あ
:んで、実はひでぶのことが大好きで、大好きでたまらんと。
泣く泣く子供のころ、やむにやまれぬ理由で捨てたけれども、
それを四六時中悔いていたと。
ひ
:ふーーーーん。
あ
:んで、お前のオトン死亡。
みんなで号泣。
ひでぶとあべしは世紀末コントの成功を誓い、
ひでぶはネタを書く。
ひ
:はあ。
あ
:んで、そのネタがどっかんどっかんウけると。
ひ
:ウけねえよ!
あ
:いや、おまえ、そこは、、、
(小声で)ウけることにしとけばいいんだよ。
ひ
:聞こえてるよ。
あ
:んで、めでたしめでたしと。
ひ
:絶対にヤダ。
ちゅーか、できねえだろ。無理がある。
あ
:世紀末グッズが飛ぶように売れるぞ。
ひ
:。。。
あ
:お台場世紀末王ができるかもよ。
ひ
:。。。。
笑えねえな。
あ
:!
ひ
:YouはShock!