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反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

大体ね、

もうそろそろ気づいても良いと思うんですよ。

 

特に経済詳しいってイキってる

経済自信ニキのひとたちだったら。

 

この30年、いや40年?

日本の経済、財政、金融政策が、

どういう目的を持って舵取られてきたのかって。

 

要するに、

中小零細企業を潰して生産性の高い(と彼らが考えてる)

大企業や中堅企業だけを育成して、

国際競争力とやらを高めようとしてるということ、

そういう方針で財政政策も金融政策も取られてきたっていうこと。

 

リブログ先の働く人のためのケインズ革命さんは、

 

主に金融政策面で

日本の中小企業が、

中小金融機関が、

そして労働者たちが

どんな目に遭わされてきたのかってのを、

詳細に分析して下さっています。

 

まぁ、グラフで見ても一目瞭然ですよね。

 

 

 

 

日本では、全企業の99.7%が中小企業です。これらの中小企業をひとくくりにして「日本の宝だ」というのは、究極の暴論です。冷静な目で見ると、中小企業は日本という国にとって、宝でもなんでもありません。宝なのは、大企業と中堅企業です。

特別な理由がないかぎり、小規模事業者や中小企業に「宝」と言えるような価値はありません。将来、中堅企業や大企業に成長する通過点としてのみ、価値があると言えます。永遠に成長しない中小企業は、国の宝どころか、負担でしかないのです。

菅総理が何度もご意見伺いに足を運び、

立憲民主党経済ブレーンの田中信一郎センセイも大絶賛の

デービッド・アトキンソン氏が、

キッチリと告白してくれちゃってますからね。

 

ケインズ革命さんの仰る通り、

金融機関の数も、これこの通り。

 

 

預金保険対象金融機関数の推移 預金保険機構

種類別にみると、信用金庫・信用組合の数が著明に減少してますね。

 

 

 

預金保険対象金融機関数の推移 預金保険機構

 

庶民的な金融機関だった信用金庫や信用組合が

バンバン潰れて逝ってるのがよく解ります。

 

そりゃ

中小零細企業が資金繰りに詰まるのも当然

ですわ。

 

要するに、

財政政策のみならず、

金融政策面でも中小零細企業潰しの政策が、

ここ数十年にわたって続けられてきたってことで、

その成果は確実に上がり、

その結果我々庶民生活がどうなったかは、

皆さんよく御存知でしょう。

 

確かに財政政策も大事。

 

でもそればっかり見ていては、

私たちの生活は良くならない。

 

各党の政策を見て行けば、

どうやら緊縮財政は悪という空気が、

日本に醸成されつつある。

 

でも、

 

今の日本はそれだけじゃよくならない。

 

経済知識に自信のある人なら良く御存知のはず。

 

みんなが反緊縮、

積極財政に気づいてくれて、

ツイートやブログにいいね押してくれるようになったから、

それで満足!

 

とかいう承認欲求だけでやってるんだったら何も言いませんけど。

 

本気で日本を変えたいとか

アホなこと思って

情報発信してるんだったら、

 

そろそろ次に進むべきでしょう。