田中信一郎が唱える、新しい”国の借金”恐怖プロパガンダ | 門前小僧、習わぬ今日を読む

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反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

さて、前回は田中信一郎センセイの政策批判で終わってしまいましたが、今回は本題。

彼が国債発行を毛嫌いする理由です。

以下に、彼のツイートを参照してみましょう。

というような理由のようです。

それゆえの、冒頭の私のツイートに至ったわけです。

 

んが。

 

タイムラインを負っていただければお解りかと思いますが、まぁ詭弁詭弁詭弁。詭弁のオンパレード。

憲法9条は関係ない、財政法の話だだの、

ほぼ同じロジックの共産党の主張を「それはあくまで共産党の主張だから(自分とは違う)」と言い張る始末。

 

まぁ、控えめに言っても

完全にナメてますねむかっ

(当たり前と言えば当たり前ですが)。

 

仕舞いには、

こちらが詭弁を弄しているかのような発言。

 

他の方とのツイートのやり取りを見ても、経済を全く理解していない、あるいは完全に経済をナメているツイートが多くみられ、進撃界隈や薔薇マーク界隈の人が見たら、鼻で笑うかタメ息が出るレベルの危機感の無さが感じられます。

仕舞いには、左翼陣営が一番言っちゃいけない自己責任論まで飛び出す始末。

 

まぁ、前回の記事を読んでいただければ納得いただけるかもしれませんけど、このタイムラインの相手役、夢を語りたい人という方は、割とゴリゴリな保守の方のはずですが、このやり取りではどっちがどっちだか判らなくなってしまいます

 

さて、田中信一郎ダイセンセイが国債発行を毛嫌いする理由は明白です。

日本が軍事国家になってしまうかもしれないから。

 

・・・。

 

そういうことです。

要するに、戦争をするには当然単年の予算だけでは足りません。

戦争をするには莫大な予算が必要になりますから、国債を大量に発行して戦費を賄う必要があるわけです。

積極財政派が主張する国債を発行して財政支出拡大というメソッドが、「国の歳出は、公債又は借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならない。」とする財政法4条を廃止せねばならず、それは国債の大量発行、すなわち戦争をすることが可能な状態になり、日本が軍事国家化する可能性が出てくる、というわけですね。

 

これ、何かに似ていませんか?

 

そう。

いわゆる藤巻健志ダイセンセイや、明石順平センセイが主張する財政破綻論と同じ構造なのです。

要するに、ノストラダムスの大予言的恐怖扇動プロパガンダ。

片や財政が破綻する~!と国民の恐怖を煽り、

片や軍靴の音が~!と国民の恐怖を煽る。

 

ちなみに、藤巻ダイセンセイ、

「日銀が破綻すれば、円が大暴落してハイパーインフレが訪れます。日本円の価値がゼロになって、1ドル=何十億円とか何兆円なんていう、天文学的な数字になるでしょうね。早ければ明日、遅くても2020年の東京オリンピックが始まるちょっと前までには、そういうことが起こります

 

伝説のディーラー・藤巻健史氏に聞く(1)東京五輪前にハイパーインフレで円大暴落!?

って言っちゃったみたいですねw

東京オリンピック後が楽しみです。

 

 

さて、この田中信一郎センセイのは後者ですが、この恐怖プロパガンダは左翼の人たちにとっては大変有効と言えます。

 

戦争に対してアレルギー反応を起こす人が多くいますから。

 

無論、私だって戦争はイヤですが、現実問題として今後の日本がそういった方向に転ぶか否かは我々国民の意思にかかっています。

っていうか、現状で日本から戦争を仕掛けられる、あるいは仕掛けたとして何のメリットがあるというのでしょう?あるとしたら、日本側が戦争を仕掛けられ、攻撃される可能性の方が高いでしょう。

 

そうなったとき、自衛戦争すらできない状況になるわけですが、このダイセンセイ、「財政法と憲法9条があれば戦争は起こらない」と信じちゃってるようです

 

まさに狂信者。

 

いずれにせよ、このダイセンセイには、

というところです。