国益とは何か | 門前小僧、習わぬ今日を読む

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反グローバリズム、反新自由主義、反緊縮財政。
アイコン,ロゴ画面はイラストレーターtakaさんより。
takaさんの詳細情報はブログ画面にて。

国益とは、すなわち国民の利益のことです。

つまり、日本国の国益とは、日本「国民」の利益のことです。

けっして、日本「政府」の利益のことではありません。

さらに言うなら、民主主義国家たる日本においては、

多数派の日本国民の利益、すなわち「庶民の利益」が追求されなければなりません。

しかし、今の政治は、一部の国民の利益が追求されるような決定が次々となされています。

本来、日本の政治を動かす国会議員は、選挙によって庶民に選ばれなければなれません。

そして、国会で庶民の利益を代弁し、庶民のための政治を追求するのが議会制民主主義というものです。

しかし今、選挙によって選ばれることもなく、日本の政治中枢に居座り、私利私欲のために政治に口を出し、庶民の利益を奪うような人々が存在します。

彼らは民間議員を僭称していますが、選挙で選ばれたわけでもない彼らの身分は、

日本の政治を動かす上で参考になる意見を述べるだけのただの諮問機関に過ぎません。

しかし、何故かここ最近の政権は、彼らの意見を無条件に取り入れ、ごく一部の国民の利益を国益と称して、我々多数派の国民たる庶民の利益を守る日本の制度を次々と破壊しています。

私は、日本の議会制民主主義をバカにするような民間議員などという存在が、なぜ堂々と日本政治の中枢に居座っているのか、不思議でなりません。