夫が忙しくてなかなか夫婦二人の時間が持てない。
何年か前に、私は夫に「デートしようデート」と誘ったけど
「そんな暇ないねん」とつれない。
それでもめげずに「デートデート」と言っていたら、いきなり
「動物園行くぞ!」と言う。
「ライオンの檻(オリ)見しちゃる」
「は?」
「檻や檻」
それで何故か黙々と自転車をこいで動物園に行き、黙々と人混みをかき分け、ライオンの檻を見た。
ライオンの檻のついでに眠そうなライオンを見た。
冗談ではなく本当に、その檻にかかわる仕事をしたらしかった。
これでデート1回とカウントされるのはちょっと腑に落ちないなあと思いながら、また黙々と自転車をこいで帰った夏の日。
帰り道、レンタルビデオ屋で何となく気になる映画を選んで帰ったのは、やはりデートだったのかも。
これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。
2018年府知事選のときの「ふくふく家族」と同様、リラックスしてお楽しみください。
前回のシリーズはこちら→

