賢明な夫は、自分の母親と私の間に波気立つと、母の側には軍配を上げず、必ず私の言葉に共感を示した。
二人の時に私から訴えを聞かされて、
「そやなあ、それはちょっとなあ」
と気持ちに寄り添い、私の気焔が収まりかける頃に
「でもオカンもそんな意味で言うたんやないんちゃうかな」
などと、尖った気持ちを和らげるようなことを言った。
それはよくできたダンナだと思う。
しかし、こと娘とのいざこざになると、様相は一転する。
夫は必ず娘の側に立つのだ。
ろくに話も聞かないで
「何言うてんねん。大人げない」と即刻却下。
ヨメさん大事にせんでどないする。
娘はいつか出ていくねんで。
これは京都市長選に出馬を表明している福山和人弁護士のパートナーおかねともこ(イラストレーター)が、「家族の目から見たふくちゃん」を綴ったエッセイです。
2018年府知事選のときの「ふくふく家族」と同様、リラックスしてお楽しみください。
前回のシリーズはこちら→
http://www.fukuyamakazuhito.jp/fukufukufamily

