なんでもない、ふつうの日々を愛おしむ、
暮らしのジャーナリスト
 
くらしスト
国際薬膳師国際中医専門員(旧国際中医師)
やくぜんもとこです


夏、小学生のころ、家に帰れば、台所のテーブルに、茹でたとうもろこしが、大皿にどーんと盛られていました


黄金色につやつやと輝くその姿は、無意識に手が伸びるほど魅惑的で、ひとくち頬張れば、口いっぱいに広がる甘さがたまらない


外で木に登ったり、水遊びをしたりと、いつも動き回っていた身体にはことのほかおいしく、ぺろりと2本は平らげたのが、今でも懐かしく思い出されます





そんな夏のおやつ代表のとうもろこし


元々好きでしたが、中医学を学んだ今は、効能を知り、じめじめ湿度が高く、暑い時期に、積極的に食べるようになりました


とうもろこしは、消化器官の働きを調えたり、尿から体にこもった熱や浮腫を出す*働きがある、とされています

(*出典:中国伝統医学による食材効能大事典)


特に、ヒゲは薬効が高く、漢方薬の材料になるほどなので、皮やヒゲを捨てるのは、もったいないこと


つけたまま茹でるだけで、茹で汁が浮腫対策の薬膳茶になってくれるんです


さらに我が家は、ひと手間加え、生姜の薄切りを2枚入れて茹で、温める効果を高めています


ほんのりした生姜ととうもろこしの甘さが癖になる美味しいお茶になるので、ぜひお試しくださいませ


茹でたとうもろこしの使い方は、また、別の機会にお伝えしたいと思います





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