~
辰年の今年最初は、龍神様が祀られている神社仏閣へ。
伊豆半島の北西端から約1km海に突き出した沼津市大瀬崎は、海岸沿いの海流によって運ばれた岩や土砂などが帯状に溜まってできた砂嘴(サシ)という地形です。
楽器の琵琶に似ていたことで琵琶島とも呼ばれていたとも。
蒼龍過海とも呼ばれる珍しい地形の先端から富士山が望める
絶景は、2006年に未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選にも選ばれ、辰年の今年は特に注目です。
古くから駿河湾漁民から信仰されている大瀬神社は、
海の守護神と知られる引手力命が祀られます。
また大瀬崎の西岸では、大瀬崎火山の溶岩の積み重なりや
断面になった伊豆半島ジオパークにも認定されています。
沼津湾から遊覧クルーズで、大瀬崎桟橋まで約35分ほどです。
まずは、舟の周りに飛び交うカモメたちへの餌を購入。
えっ?かっぱえびせん。
かっぱえびせんを、宙に放ると、
カモメたちはパクッと上手にくちばしでキャッチ。
これは楽しい~*
あっという間に、餌は無くなってしまいました。
大瀬崎桟橋に到着です。
海の透明度がキレイで、夏は海水浴で賑わっているのでしょう。
この季節は人も少なく、冷たい海風が吹き、とても静かな海岸
です。
●大瀬神社(オセジンジャ)
御祭神;海の守護神である引手力命(ヒキテチカラノミコト)
鳥居の直ぐ奥に大きな赤い下駄が見えます。
引手力命を仕えている天狗の下駄なのだそう。
神秘的な雰囲気が漂います。
鳥居をくぐり、
階段を登るとその先に拝殿が見えて参ります。
白い龍神様の手水舎。
拝殿の中央には天狗の彫刻が施されており、
静かに二礼二拍手一礼。
右側の赤い布は、
海上安全と豊漁を願って、赤い褌を奉納する風習が
あったようです。
拝殿を横から見ると、
龍神様の彫刻が施されており、凛々しいお姿です。
●神池は、龍穴にあたるそうです。
直径100mほどの池は、海からの距離に近いことで、
海が荒れると海水が流れ込むようですが、池の水は淡水であるため
コイやフナなどが生息しています。
この池は増水しても自然と元の水位に戻るようで、
伊豆七不思議の一つと言われています。
神聖な場所として、魚に害を与えると祟りがあると伝説が
残ります。
池や本殿を守るように群生しているのは、
樹齢1300年以上のビャクシンの樹々です。
境内に120本ほどの樹々、
国の天然記念物に指定されています。
●大瀬神社 御神木 樹齢1500年ほど
風雨などによってねじれ曲がった姿のビャクシンは、
躍動感のある神秘的なパワーを感じます。
大瀬崎の写真を見た時、
行ってみたいという衝動に駆られました。
富士山と繋がる龍神スポット。
辰年の今年、訪れてみては如何でしょうか。
2時間ほど大瀬崎を散策し、クルーズで沼津港へ。
沼津港市場では、新鮮な魚介類が豊富です。
人気の海鮮丼を。
めだい、かんぱち、まだいの三点盛りを頂きました~。
美味しかったです。
素敵なものを探し続けて~*