今日はイギリスのIt Bitesの1stアルバムThe Big Lad in the windmillです。

メンバーのルックスが良いのでアイドル的な扱いされることもありますがサウンドは硬派。

プログレファンにはStaveHillageがプロヂューサーを務め、長尺曲も含む2ndアルバムが一番人気あると思いますが私はこの1stアルバムが一番好きです。

とってもわかりやすい明るいポップロックですが、よくよく聴いてみると結構手の込んだ作りになっていてメロディーラインも流麗で素晴らしいです。

演奏も上手。

2nd以降も決して悪くないのですが、なんとなく無理してるな感が出ていて持ってはいますが滅多に聴きません。

さてアナログは86年なのでまだ各国プレスが出ており、CDは当時UKでしか出ていないようですがリプレスはたくさんで出ています。

私のはアメ盤のプロモ盤で結構いい音です。

 

 

 

 

今日はアルゼンチンのキーボードトリオAlasです。

こちらは1stアルバムでTarkus期のELPに強く影響されているのが伺われますが、トータルで見ると民族音楽からFreeJazzっぽいものまで多彩です。

演奏技術は高く、構成もよく練られており単なる物まねに終わっていません。

2ndアルバムhが83年に発売されていますが、こちらの方が彼らの独自性が発揮されておりより南米っぽい仕上がりで個人的にはこちらの方が好きです(出てきたら書きます)。

さて1stはアルゼンチン盤がオリジナルでジャケットが見開きです。

チリ盤もありこちらはシングルジャケットですが、音は結構いいです。

手に入りやすいのは後者で、私も手元に残してあるのはこちらです。

 

 

今日はイタリアのCervelloのMelosです。

Osanna関連でDaniloの弟Corradoがギターを弾いており、プロデュースは兄。

アルバム発売が1973年で、Corradoは1957年生まれなので当時16歳ですが、伸びやかで流麗なプレイはこのころすでに会得されていたようです。

アルバムはギリシャ神話のモチーフにした作品で、なんとも地中海的で瑞々しさと生命感に満ち溢れており、イタリアプログレ史に燦然と輝く名作。

アコースティックの調べが美しく、コーラスに至るまで一点の隙もなく構成も素晴らしいです。

オリジナルはイタリアのRicordiプレスで、翌年にベネズエラ盤が出ているそうですが私は見たことありません。

ジャケットは缶詰の缶部分が切り抜かれており、開くと中にメンバー写真があります。

インナーバッグに歌詞が載ってます。

アナログはかなりの回数再発されており、ギミックジャケットでの再発もあるようです。

 

 

 

今日はイタリアのNew Trollsの3枚目ConcertoGrosso PerIです。

70年代のイタリアンプログレを象徴するような作品であり、勿論彼らの代表作でもあります。

作品については私が解説するまでもないと思いますので、勝手な感想を書かせていただきます。

King Crimsonの登場により色んな音楽の垣根が破壊され、ロックミュージックがビッグバンのように拡散してプログレが生まれたと勝手に解釈しています。

オーケストラとの融合もこの時代の象徴的な出来事で、プログレが音楽のメインストリームであった70年代中盤までオーケストラとの共演ものは数多く制作されています(その後商業的な不振により急速にしぼんでいきます)。

特にイタリアではLuis Enrique Bacalovという現代音楽やジャズなどにも造詣の深いコンダクターの存在が大きく、幾多の名作が生まれています。

オーケストラと電気楽器の一体感は素晴らしく、どちらが優位になることもなく完全に融合しています。

韓国、日本でイタリアンプログレが再発され一定の人気なのは演歌というか歌謡曲の影響が大きいのではないかと思っています。

演奏を主体にすればプログレ、歌を主体にすれば演歌や歌謡曲で、これはイタリアのカンタウトーレものに通じるものがあります。

A面の話ばかりでしたが、B面は彼らだけの演奏でリラックスして楽しそうにヘビーな演奏してます。

この路線は次の作品UTで継続され、彼らの中でも一つの絶頂期といえるでしょう。

さて、オリジナルはトップオーニングのラミネートが施されたジャケットでアメ盤でいうとUnipakみたいな構造になっています。

レコードは極厚盤で、黒Cetraの非常にヘビーな音質です。

当時かなり売れたせいかオリジナルもそれほど高くないのでぜひオリジナルで。

後期になるとCetra×3になり、さらにその後はラベルがオレンジ色になります。

各国盤も出ており、フランス盤はデザインも違っていて結構かっこいいです。

 

 

今日も日本のYoshinobu Shirakawa – Mellow Cloudsです。

IIもあるそうで、そちらもCDのみ。

こちらは1stで、どちらも全てご自身で作られているそうです。

自主製作ってピンキリで、ただ高いだけのレアなものからやりたいことやってて突き抜けているようなものまでさまざまですが、このアルバムはなんとも楽しそうです。

シンセ多重録音によるいわゆるシンフォニックものですが、良い意味でなんとも微笑ましいサウンド。

多分ご自身が好きな音をご自身なりに解釈し直して、自分の作りたいものを大事に作り上げていった感じがします。

系でいうとAnthony Phillipsの1984とかに近いかも知れません。

演奏が上手いとか曲の構成が高度だとかそういうのとは対極にあるような感じ。

アナログしかないと思ってネットで調べていたらCDも一応あるらしく、ご本人がヤフオクで販売されていたそうです。

アナログも100枚か200枚しかないらしく、何度かしか見かけたことがありません。

以前Youtubeに音源あったような気がしましたが検索しても見当たらなかったのでジャケ写だけでご勘弁を。