今日はイタリアのNew Trollsの3枚目ConcertoGrosso PerIです。
70年代のイタリアンプログレを象徴するような作品であり、勿論彼らの代表作でもあります。
作品については私が解説するまでもないと思いますので、勝手な感想を書かせていただきます。
King Crimsonの登場により色んな音楽の垣根が破壊され、ロックミュージックがビッグバンのように拡散してプログレが生まれたと勝手に解釈しています。
オーケストラとの融合もこの時代の象徴的な出来事で、プログレが音楽のメインストリームであった70年代中盤までオーケストラとの共演ものは数多く制作されています(その後商業的な不振により急速にしぼんでいきます)。
特にイタリアではLuis Enrique Bacalovという現代音楽やジャズなどにも造詣の深いコンダクターの存在が大きく、幾多の名作が生まれています。
オーケストラと電気楽器の一体感は素晴らしく、どちらが優位になることもなく完全に融合しています。
韓国、日本でイタリアンプログレが再発され一定の人気なのは演歌というか歌謡曲の影響が大きいのではないかと思っています。
演奏を主体にすればプログレ、歌を主体にすれば演歌や歌謡曲で、これはイタリアのカンタウトーレものに通じるものがあります。
A面の話ばかりでしたが、B面は彼らだけの演奏でリラックスして楽しそうにヘビーな演奏してます。
この路線は次の作品UTで継続され、彼らの中でも一つの絶頂期といえるでしょう。
さて、オリジナルはトップオーニングのラミネートが施されたジャケットでアメ盤でいうとUnipakみたいな構造になっています。
レコードは極厚盤で、黒Cetraの非常にヘビーな音質です。
当時かなり売れたせいかオリジナルもそれほど高くないのでぜひオリジナルで。
後期になるとCetra×3になり、さらにその後はラベルがオレンジ色になります。
各国盤も出ており、フランス盤はデザインも違っていて結構かっこいいです。
