今日はフランスというかプログレというジャンルを代表するMagmaの記念すべき1stアルバムです。

どの作品もインパクトが強すぎて1stが取り上げられることは中々ありませんが、しっかりMagmaです。

確かに粗削りな部分は否めませんが、熱気がこもった演奏という意味ではぴか一。

テクニックは勿論なのですが以降のアルバムにも感じられる全力感が素晴らしい。

Coltraneにも通じる情熱というか常に新しいものを求める姿勢が後には苦悩と感じられるような部分も多少はあるのですが、このアルバムでは喜び以外感じられません。

全プログレファンにお勧めで、可能な限りでかい音で聴いてください。

低音にしびれます。

オリジナルは70年のフランス盤の2枚組。

表面がコーティングされており、レコード取り出し口にフラップ付きで、レーベルは青ラベルでラベル面の縁が高くなっています。

いくつかのバリアントが確認されていますが、ラベルにBIEMではなくCHAPPELLと記載のあるものは少し後のプレスといわれています。

他国プレスもいくつかあり、再発もあります。

 

 

 

 

今日はベルギーのCosの2ndアルバムVIVA BOMAです。

ベルギーの才人Marc Hollanderが参加しておりDJ界隈でも有名なグループ。

彼関連のプロジェクトは面白いものが多いのでおススメのものも多いです。

さてこのアルバムはボーカル入りのジャズロックで、アバンギャルド感もありますがしっかりと構成され、テクニックにも裏打ちされた素晴らしい演奏が楽しめます。

確かに緩さはありますが、ドラムがキリっと絞めています。

Pascale Sonのボーカルも非常にセクシーで、雰囲気によく合っています。

オリジナルはベルギー盤で当時盤でオランダ盤もあり番号違うので別プレスと思われますが、オランダ盤は未聴。

海外では非常に人気が高く、日本で買うよりも高いです。

LP、CDともに再発があります。

 

 

今日はチェコのSynkopy & Oldřich Veselý ‎の Sluneční Hodinyです。

前進であるSynkopy61は70年代の初期から活動しており、息の長いグループです。

Synkopy61時代はなぜかいずれも10inchで出ており、収録時間もEPとLPの間で少し消化不良になるような内容でした。

Synkopy61として出した最後のアルバムから5年後にSynkopy & Oldřich Veselý ‎として出したのがこちらのアルバムで、かなり洗練されたプログレになっています。

サウンドの中心はKeyのOldřich Veselýですが、後二人Keyがいるので層の厚い重厚な作品に仕上がっています。

ごちゃごちゃ忙しい印象はなく、程よく整理されており、リズム隊も秀逸。

NW全盛の80年代のプログレ作品としては高水準で、よくこの時代にこういうアルバムが作れたもんだと感心します。

アナログは81年の黒ラベルがオリジナルのようですが何種類かあるようで、私も詳しくないのでどれが最初期プレスなのかわかりません。

緑は再発のようです。

 

 

今日はイタリアのPierrot Lunaireの2ndアルバムGudrunです。

Gudrunとは北欧神話らしく、それを題材にしたコンセプトアルバム。

相反する要素の融合が素晴らしく、混沌と秩序、下品かつ上品、アコースティックかつエレクトリック等々数多くの対比が見事な作品。

アバンギャルドよりの曲が多いのでメロディアスなものを求める方には向かないかもしれません。

かくいう私も初めて聴いた時はなんじゃこれ?だったのが、時間とともに少しずつ良さが分かり、今では好きなアルバムの一つになっています。

向かい合ってしっかり聴くと体力がいる作品ではありますが、時間とともに変わる自分の感覚というか成長というかを実感させてくれた貴重な一枚です。

オリジナルは77年のイタリアit盤。

他国プレスはないようです。

私のはたまたま見つけたプロモ盤で良い音です。

再発はアナログCDともに多数あります。

 

 

今日はギリシャのSocratesの4th Phosです。

これ以前の3rdまではサイケデリックなハードロックで、国内外問わずその手の音楽が好きな方からは非常に評価が高く、アナログはとてもいいお値段でお取引されております。

プログレファンにはこの4thが最もお勧めで、あのVangelisがKey兼Producerとして参加しており、完全なるプログレサウンドに変貌しています。

荘厳でごっついKeyにハード演奏が絡まりあい文句なく名作といえる完成度。

Il Balletto Di BronzoのYsに匹敵すると言ったら言い過ぎになる気もしますが似たような経緯のアルバムだと思ってください。

アナログは76年のギリシャ盤がオリジナルで、インサート付き。

右上のVertigoマークが円の中に入っているのがオリジナルで、2ndプレスはマーク自体ありません。

円なしマークありはこれよりもさらにLate pressらしいです。

当時盤はUS盤があり、こちらも音は良好。

日本では人気がないのか海外に比べて高くないので、ユニオンなどで見つかれば手に入れやすい価格だと思います。

CD再発も多数あります。