アメリカの大学院のPhDプログラムに在籍中の母。
学期末のペーパーに追われ、寝ても覚めても文献ばかり眺めている日々が続いています。
本当はもう今週はブログはお預けと思っていたのですが…。
ふと気付いたことが!
自戒の意味を込めて綴っておこうと思います。
モンテッソーリ教育を難しくさせたもの
娘が生まれて2年目。
以前から耳にしたことはあったモンテッソーリ教育について、本格的にリサーチを開始。
知れば知るほど、この教育法に惚れ込み、あれから今年で12年。
我が家のホームモンテッソーリは今でも健在です。
でも、この教育法の全体像が見えてきたのは、学び始めてから何年も経ってから。
0歳~12歳のモンテッソーリ教師養成講座を修了し、モンテッソーリの大学院も修了した今でも、実際自分はどれほど理解が出来ているのだろうかと立ち止まる瞬間がよくあります。
この週末、タームペーパーを準備しながらふと思ったこと。
それが、今日のタイトル。
「急ぎ過ぎる心」
まさに、この急ぎ過ぎた心が、母の学びを減速させていたのではないかと思います。
早く知りたいから急いでしまう
当時は、とにかくこの教育法について一つでも多く知りたくて。
数多くの書籍を読み漁り、ネットの情報はもちろん、教師養成講座も受講。
けれども、今思うと、それは情報過多にしか過ぎなかったと感じます。
欲しければ欲しいだけ情報が入ってしまうこの時代。
翻訳機を使えば、多言語の情報でも手に入ります。
でも、当時の母にはそれらを取捨選択するようなスキルは持ち合わせず…。
ただただ一つでも多くを知り、情報の洪水に溺れていたのだと思います。
当時、恩師に言われてハッとっしたのがこの言葉。
「モンテッソーリ教育は、なかなかすぐに理解できないからこそ価値がある。」
確かに、もし書籍を1冊読んですべて理解できるような教育法だったとしたら。
きっとこれほど心奪われる感覚はなかったのかもしれません。
人生最後のその日まで、マリア・モンテッソーリ博士が残したこの遺産を紐解いていきたい。
そう思えるのも、やっぱりこの教育法の奥深さゆえなのだと思います。
今、ペーパーの準備をしながら、ふと急ぎ過ぎている心を察知した自分(笑)。
消化不良にならないために、深呼吸したいと思います^^
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