皆さんは日常の中で「感情」を意識することってありますか。
母が「感情」を意識し始めたのは、韓国語通訳を目指しているころでした。
日本語よりもはるかに形容詞が多い印象を受けた韓国語。
ちょっとした心の動きを表現できる言葉が多いことに驚きました。
中には日本語には相当しない形容詞までも。
そして何よりも驚きだったのは、実際その感情を表す言葉を知らないと、自分の中でそんな感情であるということに気付かないのです。
モンテッソーリ教師養成講座でも、モンテッソーリの大学院の授業でもよく聞いたフレーズがこちら。
『感情を言語化してあげましょう』
最初聞いたときは、『???』とハテナマークしか並ばなかった当時。
しかし、よくよく話を聞いてみると、まさに自分が韓国語を学んでいる時に発見したことが、子どもの中でも起きているのです。
「感情を表す言葉を知らないと、その感情に気付かない」
幼児期の子どもが
「イヤだ!」
と泣き叫んだとしたら、本当にそれはイヤなのでしょうか。
「きらい!」
と放ったとしたら、それはきらいなのでしょうか。
「かなしい」
「さびしい」
「イライラする」
「つらい」
そんな感情に相当する言葉を知らない子ども達は、知っている言葉で集約しがちです。
まさに、私たちが英語を最初に学んだ頃、調子が悪くても良くても
「I'm fine.」
と言ってしまうあの時の感覚と似ているのかもしれません(笑)
気持ちは目で見えないからこそ、感情には名前があることを子どもには積極的に伝えてあげたいもの。娘の幼児期は、モンテッソーリ教師養成講座でおススメのあった海外絵本をわざわざ日本語にして伝えたりしましたが、今では自分の気持ちを知ることのできる素敵な書籍が和書でもいろいろとあるようですね。
オリジナルは韓国語というのも納得のこちら。
自分の気持ち、相手の気持ちを知るきっかけになる1冊。
画像はお借りしています。
実はどの感情もプラスとマイナスの両側面があることを教えてくれるのがこちら。
マイナスの感情と向き合わなければならない時、実はプラスの部分もあると思い出せると、ちょっと気持ちが楽になりますね。
画像はお借りしています。
まだ感情に対する語彙を知らない小さなお子さんから、小学生になってから逆に感情表現をしなくなってしまったお子さんまで、親子で楽しめる書籍ではないかと思います。
我が家は未だに娘の前で「感情の言語化」だらけの毎日。
「明日のプレゼン緊張する」から、「このお菓子食べてる時が幸せ」まで(笑)。
でも、娘がよく前置きに…。
「今日は嬉しいことがあった」
「今日はショックなことがあった」
など、自分の感情を伝えてから話し始めるのも、案外親子のこんなやり取りが頻繁にあるからなのかもしれません。
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