モンテッソーリの大学院、最後のアドバイジングセッション | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

アメリカの大学では”Academic Advisor(アカデミック・アドバイザー)”と呼ばれる、毎学期の授業の履修についてアドバイスをしてくれる担当者がつきます。毎学期必ずアドバイザーと会って、”Advising Session(アドバイジング・セッションと)”と呼ばれる機会を設ける学校もあれば、平均値以上のGPA(Grade Point Average:大学成績評価)をキープしていれば必要に応じてという学校もあります。

 

母の現在在籍する大学院では毎学期のアドバイジング・セッションが義務付けられています。

1学期を振り返り、来学期の履修計画を共に確認し、今後の授業に関する注意事項等のアドバイスをいただける貴重な時間。

 

来学期が最後の学期ということで、今回は最後の最後のアドバイジング・セッションとなりました。

 

1科目ずつ今まで履修したコースをアドバイザーと共に振り返り、最後残されたコースは2教科であることを確認。

この間入学したばかりだと思った大学院も、ついに来学期にて修了です。

 

 

 

教育はモンテッソーリ教育だけではない!?

 

モンテソーリ教育の理解を深めるために入学を決めた大学院でしたが、卒業をあと1学期に控えて思うことは、「教育はモンテソーリ教育だけではない」ということ。

 

当たり前すぎることですが、この10年、ほぼモンテッソーリ教育だけを見て過ごしてきた母にとっては、小さな島暮らしだったのが、まるで大きな海に放り込まれたかのような感覚でした。

 

もちろん、モンテッソーリスクールに勤務するモンテッソーリガイドや経営に携わるアドミニストレーターたちのクラスメートとの時間はかけがえのない時間でしたが、それ以外にモンテッソーリ以外のアメリカの公立、私立、チャータースクールにて様々な教科、スペシャルニーズ、ESLなどそれぞれの専門家として活躍するクラスメートたちと共に学ぶ時間は、日本では絶対に出会うことが出来ない人たちだけに本当に価値ある時間だったと思います。

 

 

一生懸命頑張ることができた理由!?

 

高校では赤点の経験もある母が、これまでストレートAをキープできてきたのも、「選択肢」があったから。エッセイを書いても、ビデオを撮影しても、Preziのようなプレゼンテーションソフトウェアを利用しても、ポッドキャストのようにトークをしても形式は自由という選択制の課題が多く、常に自分の得意なこと、やりたいことを選べたからこそ、どれだけ課題が多くても常にやりがいを持って主体的に取り組めたのだと感じます。

 

”You worked so hard”(頑張ったわね)

 

アドバイジングでいただいたこの言葉に

 

”Yes, I did”(はい、頑張りました)

 

と躊躇なしに答えていた自分(笑)。

デリカシーも謙遜もない日本人と思われたらどうしよう…。

後になって思いました^^;

 

でも、よくよく考えると、実際自分が一生懸命頑張ったのではなく、大学院のこの環境が頑張らせてくれたのだと思います。クラスの課題図書・文献は、自分一人では到底辿り着くことのできないものばかり。自分の知りたい情報に辿り着くためにしなければならないこと、得た知識をどのように活用していくべきか、そして子ども達に何を還元すべきか。

 

そんなことをこの大学院生活で学んだ気がします。

 

残りの2クラスは、モンテッソーリ教育専攻の学生たちだけではなく、教育学部に在籍する学生全員の必須科目。また、ここでもどんな出会いがあるのか。残された時間、最後まで精一杯学び、楽しみたいと思います。

 

◆◆

 

来学期の課題図書の1冊を購入。

急激に進む円安の影響ですごい金額に。いつまで続くのでしょうか…。

 

 

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