【ご質問より】「時計を読めるようにするにはどうすればいいですか」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

ホームモンテッソーリのお手伝いで幼児期のお子さんをお持ちのお母様方からよくいただくご質問に「時計の読み方」があります。

 

小学校入学前に時計の読み方がマスター出来ていれば、小学校生活もちょっぴり楽になるかも…そんな親心から、我が家も当時は色々と考えたものでした。

 

モンテッソーリ教育で大切なのは「時間を感じる」こと

 

モンテッソーリ教育では「時計を読める」ようにするよりも、その前段階として「時間を感じる」ことを非常に大切にしています。なぜなら、それが「歴史教育」の入り口だからです。

 

時間の感覚とは一朝一夕では身に付かないもの。

生まれた時はゼロだった時間の感覚が、少しずつ「今」とそれ以外の時間が区別できるようになってきて、気付けば過去のことは全部「昨日」、先のことはすべて「明日」と表現するようになる時期がやってきます(笑)。

 

こここから徐々に週が分かるようになり、月が分かるようになり、年が分かるようになっていく。そんな時間の感覚を体感することによって初めて時計にも興味を持ち、そして読めるようになっていきます。

 

あまり早いうちから時間だけを読めるようにすることはそれほど意味がないことなのかもしれません。あくまでも大切にしたいのは「時間の経過」を感じること。

 

 

どうすれば「時間」を感じることが出来る!?

 

手法は色々とあると思いますが、我が家が効果的だったのは「大人が時間を意識すること」。

 

「ごはんよ~」

「お片付けしようね」

「そろそろ出かけるよ」

 

こんな普段の声かけに、時間をプラスしてみる。

 

「そろそろ6時だね。ごはんの時間だね」

「寝る前にはお片付けしようね」

「長い針が6のところを指したら、出かける時間だよ」

 

などなど。

 

それ以外にも「昨日・今日・明日」「月曜日」「来週」「来年」など、時間を感じられる言葉をプラスしてみることが、娘に時間という感覚をぐっと近づけてくれた気がします。

 

モンテッソーリ教育では、子どもが明確に時間の感覚を身に付ける活動がたくさんあります。タイムラインを使ったおしごとが多いのもその例です。単純に「時計を読む」だけではなく、長い地球の歴史の中で人間の生きたごくわずかな時間を尊い時間として感謝するそんな感覚を子ども達が早いうちから身に付けられるのも、最高に素敵な経験だと感じています。

 

◆◆

 

今日のホームモンテッソーリスクールの幼稚園クラスでは、時計、タイマー、砂時計を使った「時間を経験してみよう」というおしごとをご紹介しています。同じ1分をさまざまな手法でお子さんと経験してみてください♡

 

時計でおススメなのはお馴染み「ふんぷんくろっく」。

 

 

 

 

メモ 現在ご提供中のサービス。
矢印ホームモンテッソーリのお手伝い(「回数無制限コース」「月1回コース」の有料メールサポート)
矢印ホームモンテッソーリスクール(メールサポート会員専用、未就園児・幼稚園・小学生のモンテッソーリのおしごとサイト)

手紙お問い合わせはこちらより 

 

地球 TODAY's ホームモンテッソーリスクラス
右幼稚園クラス:時間を経験してみよう(文化教育/歴史)

ご訪問、誠にありがとうございますハート