試験勉強に追われている小6の娘。
ちょっとしたブレイクタイムは、お絵描き(笑)。
そして、同じく大学院の課題に追われている母。
ブレイクタイムは、言うまでもなくこのブログです^^
ハードな大学院生活ですが、それでも一生の財産をいただいていると感じる毎日。
それは教授・クラスメートたちとの出会い。
そしてここで共通するのは、皆、モンテッソーリアンであること。
週1回のZoomミーティングでは、母にとっては早朝でも、向こうは勤務時間が終わった夕方。
Zoom越しに見える幼稚園から高校までのモンテッソーリの教室の背景に、それだけで心が満たされ、自分の日常にこんな時間があることに、ただただ感謝しかありません。
先日は、エレメンタリーのガイドたちとグレートレッスンの話になりました。
グレートレッスンとは、モンテッソーリの小学校の核ともいえるプログラム。
「宇宙のはじまり」「生命のはじまり」「人間のはじまり」「言語のはじまり」「数のはじまり」という5つのテーマが存在します。すべてこれらは歴史を通じて私たち祖先が築いてくれたからこそ、現在の私たちが存在する。そんな感謝の糸を紡ぐ時間がモンテッソーリの小学校には用意されています。
毎年1回、モンテッソーリ教師たちは、これらのテーマについて「ストーリーテリング」という形で小1から小6のすべての子どもたちに紹介をしていきます。モンテッソーリ教育は、「全体から部分へ」というホーリズムと呼ばれるアプローチが取られています。
だから、まずは宇宙という全体の鍵を渡すことを試みたモンテッソーリ女史。
ここでいう宇宙とは決して銀河・惑星だけのことではなく、世の中に存在するすべてのものを宇宙と表しています。そして学童期の子ども達は何よりも想像力が豊かな時期。見たこともない遥か遠くの時代、世界を想像できるのは幼児期には出来なかったこと。だから、グレートレッスンはモンテッソーリの小学校で行われるのです。
「グレートレッスン、何を一番心掛けているか」
そんな話になったとき、クラスメートのモンテッソーリガイドたちが皆口を揃えたのは「心に訴えかけること」。
頭で考えさせるのではなく、まず心に訴えなければならない。
科学的な思考は、これから中学生になっても高校生になっても十分できるから、まずは学童期の子どもたちにはとにかくハートに響くような仕掛けが絶対的に必要なのだと、皆口を揃えていました。
モンテッソーリ女史と息子のマリオが言及していた元々のグレートレッスンとは「宇宙のはじまり」「生命のはじまり」「人間のはじまり」という3つしかなかったのだとか。ここに、1960年代にAMI(国際モンテッソーリ協会)のアメリカ代表だったベティ・スティーブンソン氏が言語と算数を付け加えたといいます。モンテッソーリ女史は、「宇宙」「生命」「人間」は私たち人類が創造したものではない宇宙的なものだけを構想していたのかもしれません。こんなちょっとした会話が、日常会話となるクラスメートとのやり取り。嬉しくて仕方がありません。
◆◆
5週間のクラスの論文もついに第4章まで書き上げ提出。
残り1章となりました。
ただ、第2章の教授からのフィードバックでは、すでに50件以上の文献を提出しているにも関わらず、書籍が少ないと新たに2冊追加されました(笑)。
それがこちら。
明日までにこれらの文献レビューを付け加えて再提出しなければなりません。
…と書きつつも、取り掛かる前にブログに遊びに来てしまいました(笑)。
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