2020年の秋からスタートしたホームモンテッソーリのお手伝い。
受講者の方々からよくいただくお声は以下の3つに分けられます。
- 近くにモンテッソーリ園がないから家庭にて実践したい
- モンテッソーリ園に通う我が子のために家庭では何ができるか
- モンテッソーリ園を卒園したが、このあとエレメンタリーをどうサポートすれば良いか
特に、小学生以降のモンテッソーリ教育については
国内ではまだモンテッソーリの小学校がほぼないことから
切実な懸念であると感じています。
でも…。
母の在籍するアメリカの大学院のモンテッソーリ学科のクラスメートたちによると
アメリカでは日本とはまた違った懸念材料が存在するのです。
それが本日のタイトル。
『モンテッソーリから離れていく保護者たち』
プリスクール、キンダーと幼児期をモンテッソーリ園で過ごした子ども達も
小学校になるとモンテッソーリスクールを離れ、従来の教育の公立や
私立の学校を進学先に選ぶケースも多々あるといいます。
どうしてこのようなことが起きるのか。
日本では行きたくても選択できない現実に嘆いている方々とは真逆とも言えるこの現象。
モンテッソーリそのものを求めていない!?
『才能を伸ばす驚異の子育て術モンテッソーリ・メソッド』の著者ティム・セルダン氏は
この現象をこう分析しています。
ほとんどの家族は良い保育や伝統的な教育への道への素晴らしいスタートを求めて私たちの学校に来るのであって、モンテッソーリそのものを求めているわけではない
中にはモンテッソーリ教育について熱心な保護者もいるものの
ほとんどの保護者はこの教育に対してほとんど知らないといいます。
たまたま、一番自宅から近い園がモンテッソーリ園だったというご家庭もあれば
知り合いから良いと聞いて入れたといった理由も当然あるのでしょう。
異質なものを受け入れるチカラ
競争社会に打ち勝つために、どれだけ情報を詰め込むことが出来るかが大切だった
私たち親世代にとって
- 「平和教育」
- 「自己発見」
といった真逆の価値観を持つモンテッソーリ教育は
これから先生きていくために必須スキルとして挙げる方は
それほどいないのかもしれません。
また、少数派よりも大多数の価値観に沿って生きる方が楽な部分もあるのでしょう。
母が高校卒業後、アメリカの大学を選択した時、クラスメートたちは皆目を丸くしていました。
「なぜ、わざわざ大変な思いをしてまでアメリカに?」
今思うと、中学生の時も一学年700人いた中で、クラブ活動の英語部員は自分一人。
高校の時も、500人の中でアメリカ留学を選んだのは自分一人でした。
でも、一人しかいないから、自分軸を持つしかなかったあの頃。
そんな経験が、異質と思われるものも、自分軸で判断できるようになったのかもしれません。
教育法の素晴らしさを知るために
我が家は、モンテッソーリ教育しか知らないために
モンテッソーリ教育についてのみしか語ることができません。
きっと世の中には母がまだ見ぬ素晴らしい教育が
山のように存在するのかもしれません。
どんな教育法でも、その素晴らしさを知るためには、絶対的に必要なのは学ぶという姿勢。
見たり聞いたりしただけの表面的な情報は、正しくない場合もあるからです。
母が今、望むこと。
もし、モンテッソーリ教育に興味のある方々がいらっしゃったら
ぜひこの教育法を学んでほしいと思います。
最近はモンテッソーリ教育を学べる方法も増えてきました。
素晴らしいモンテッソーリアンの方々が多くのZoom講座や対面講座も行っています。
ぜひご自分に合う方法を見つけていただきたいと思います。
モンテッソーリ教育は人生の哲学です。
時間をかけて紐解いていくこのプロセスに最大の価値があるのです。
ぜひ、一人でも多くの方々とこの長い道のりを共有出来たらと感じています。
◆◆
ついにティム・セルダン氏の新刊が国内でもリリース。
現在予約受付中です。
我が家にあるのは原書ですが、子育て中の方々にはぜひ手に取っていただきたい1冊。
大人の自己変容にも役立つこと間違いなしです。
現在ご提供中のサービス。
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