モンテッソーリの中学校を知りたい!? | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 
今年は小学校最後の年。
来年には中学生となります。
娘はこのまま附属中学へと進学予定ですが最後の1年母が力を入れたいと思っているのは
 
『モンテッソーリのミドルスクールと呼ばれる中学校を知る』
 
です。
 
AMSのモンテッソーリ教師養成講座セカンダリーコース(12歳~18歳)を
受講したのは今から2年前。
 
当時小4だった娘の母としては、中学はまだまだ先の話。
受講しながらも「いつか役に立てば」という軽い気持ちでした。
けれども、やはり最終学年となってしまった今。
我が家の今後のホームモンテッソーリを左右する
 
『モンテッソーリの中等教育カリキュラムをどのように家庭に落とし込んでいくか』
 
そんなことばかリが、頭を過っています。
 

 

モンテッソーリの中等教育プログラムって!?

 

中等教育プログラムがどのようなものかという明確な「モデル」をはっきりと定義する前に
亡くなってしまったモンテッソーリ女史。
 
著書も限られており、モンテッソーリの中高は幼小と比べても圧倒的に少ないのが現状です。
 
周りのモンテッソーリ教育者が解釈したモデルも含まれていると言われる中等教育プログラム。
 
0〜3歳、3〜6歳、6〜12歳は明確なカリキュラムが用意されていたものの
12歳以降のプログラムには
 
『一般的なガイドラインしか残っていなかった』
 
と言われています。
 
モンテッソーリの中高といえば、『エルドキンダー』と呼ばれる農場が併設された学校モデル。
 
『生徒たちは掃除や料理をし
農作物の加工や保存を学び
学校で必要な買い物をする際には
予算を決めて作業を行う』
 
身体的にも環境的にも大きな変化を迎えようとしている思春期。
モンテッソーリはこの劇的な変化の時期を0歳から3歳になぞらえました。
生理的な変化により困難を伴うこの時期の子どもが、社会の構成員となれるように何を与えるか。
 
その答えが、このような体験型学習でした。
しかし、時代はコロナ禍。
創造性が今までより求められるこの時期、新たなオプションが加わりました。
 

 

オンラインのモンテッソーリ中学校から何を学ぶ!?

 

 
それが、オンラインのモンテッソーリ中学校です。
 
コロナ禍でオンラインを余儀なくされた2020年。
 
「本物のモンテッソーリ中学校がオンラインで実現可能か」
 
モンテッソーリ教育のリーダーたちが試験的に開始した
 
 
アメリカフロリダ州の認可校です。
現在はまだアメリカ在住の7年生、8年生(中学1年生、2年生)の在籍のようですが
今後4年間で1学年ずつ延長する予定だとか。
 
思春期の最重要課題とも言える…
  • 自立心
  • アイデンティティの形成
  • 責任感

 

などなど。

 

どのような形でオンラインにて育んでいくのかとても興味があります。

 

小学校低学年までは教具棚に置かれた具体物に依存していたのに対し

高学年はより抽象的に考え、独自の分析や思考へと移行していきます。

そして中学生になると、より多くの体験を通じて自分の行っていることに価値を見出す時期。

自立心と責任感、社会の一員であることを自らが体験を通じて感じていく時期なのでしょう。

 
「もし、この世界の法律を一つだけあなたが作れるとします。
その法律は世界中の人が従わなければなりません。
あなたなら、どんな法律を作りますか。」
 
オンラインのモンテッソーリ中学校の授業の中でのモンテッソーリガイドによる問いかけ。
農場体験は不可能でも、大人の問いかけに十二分な学びは詰まっているのかもしれない…。
そんなことを感じたモンテッソーリのオンライン中学校。
 
家庭で実践できるエッセンスがどこかあるのではないか。
そんなリサーチの旅は始まったばかりです。
 
◆◆
 
モンテッソーリの中等教育カリキュラムに言及があるのは
和書ではこの1冊しかないのではないでしょうか。
12歳以上のモンテッソーリ教育については、こちらもおススメです。
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