掘り起こさない種まき | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

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小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。

よろしければ自己紹介もご覧ください。 

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幼児期は、年中行事ごとに様々な活動を準備してみたり、なぜその日が特別なのか親子で会話をすることを楽しんできました。しかし、年齢が上がるにつれ、知識は増えても、特別感は年々薄れていく感じ…。

 

けれども、娘自身はというと、いくつになっても、やはり特別な様子。

学校に行けば、ホームルームに「その日の意味」について話し合う時間が設けられるからでしょう。

こういう時に、日本の学校ならではだなぁと感じます^^

 

中秋の名月の今日。

お月見はできるか分かりませんが、今年はチャートとストーリーを用意し、月にちなんだアクティビティーも準備しました。

 

 

 

 

小学生のモンテッソーリ教育では、大人によるレッスンと呼ばれる提示の後には、学んだコンセプトを子どもが自ら掘り下げていく機会がふんだんに与えられます。

その際、大人が準備しておくのは、関連書籍やコマンドカードと呼ばれる指示カード、そして時には手書きで書かれた問題といった枠組み。

 

今回娘にとって、きっと貴重なリソースとなりえるのが、こちらの書籍。

NASAと日本星景写真協会による美しい写真と一問一答のQ&Aで構成されたシリーズ。

月にまつわるふとした疑問が、やさしく解説されていて総ルビなので低学年のお子さんでも楽しめると思います。

 

 

 

今後、集めていきたいシリーズです^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小学生以降は、特に多くの種まきを心がけるモンテッソーリ教育。

ストーリーテリングという手法を使用し、それぞれの物語を紹介しても、モンテッソーリ教師たちはそれを子どもが理解しているかどうかは気に留めません。それはあくまでも「種まき」だからです。

 

そこから子どもが何を吸収し、どう芽を出すのかはその子次第。

だから、決して掘り返したり、根付いているかチェックをしたり…。子どもの持つ力を十分に知っている経験豊かなモンテッソーリ教師たちは、子どもの感覚に訴えることさえすれば、あとは自然とその子の中に残っていくことを知っています。

 

子育てをしていく上で、母がモンテッソーリ教育から学んだ最高のギフトかもしれません。

 

2020年の中秋の名月。

10歳の娘の心には何がどう残っていくのか。

誰にも分からないからこそ、神聖に感じられるこれらの時間。

大事にしたいと思っています。

 

ご訪問、誠にありがとうございますハート