ホームモンテッソーリの陥りやすい罠(家庭における環境設定) | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

「おしごと部屋」という名の当時の子ども部屋(笑)(4歳6ヶ月)
 

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小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。

よろしければ自己紹介もご覧ください。

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母がホームモンテッソーリを決意した時、一番最初に考えたは家庭の環境設定でした。海外のホームスクールのご家庭に憧れ、広いスペースに美しい教具が並ぶ空間は、理想そのもの。どう考えても、極小スペースの我が家には無理だと分かっていても、どこか真似したい。そんな想いがありました。

 

しかし今、当時の写真を見て、まず感じるのは…

 

「さぞかし使いづらかっただろうなぁ」

 

ということ。

 

もちろん当時4歳だった娘からはそんなコメントは上がりませんでしたが(笑)、あの頃は「教具を並べる」ということだけに気を取られ、娘の発達に合わせるという根底がすっぽりと抜け落ちていました。

 

ホームモンテッソーリの陥りやすい罠。

それは、モンテッソーリ園を再現しようとすること。

 

当時、モンテッソーリアンの恩師に「教具」とはモンテッソーリ教育の単なる一つの要素に過ぎないと何度言われても、母の心はこの教具に鷲掴みにされっぱなしでした。

 

あれから6年が経った今。

小学4年生になった娘のための環境設定を考える時、当時とは全く違う部分に焦点を当てている自分に驚きました。

 

今の母の中のプライオリティーは…。

 

1. 自立を促す動線が確保できているか

2. 探究心を促す環境設定となっているか

 

ホームモンテッソーリの目的はインスタ映えする部屋作りではない。

そう心から思えるようになるまで、6年という月日を要しました(笑)。

 

また、真の環境設定とは今すぐに出来るものではないということも学びました。

 

まずは我が子の行動を観察し、どうすれば一番使いやすく、子ども自身が主人公となれる空間作りをすることができるのか。そのためには、意識的なまとまった観察時間が不可欠だと感じています。

 

あと2ヶ月で10歳となる娘。

ここに来て、大幅な環境設定の変更が必要な時期が来ました。

 

幼児期には、おしごとに必要な物を1つのトレーに載せて用意していたものも、小学生になると自ら必要なものを取り出し、自分がセットするようになります。そういった意味でも、文具や実験道具など、細々したものをどのようにまとめ、どこに設置をすれば、彼女が一番取り出しやすく使い勝手が良いと感じられるのか。何を目に入る場所に設置し、何をしまうのか。終えたおしごとをどのようにファイリングするか。そんな緻密な計画が今まで以上に必要になってくると感じています。

 

そして、最近は娘自身と、こんな環境設定について話をする時間が増えました。幼児期は母親主導で行った作業も、今は子どもからのインプットなしには実現不可能だからです。

 

夏までにはなんとか完成を試みているYuzy親子(笑)。

日々のミーティングは尽きることがありません^^;

 

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