幼児期に大切にすべきだった3つのこと | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

泥んこがお友達♡(3歳4ヶ月)

 

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小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。

よろしければ自己紹介もご覧ください。

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ブログの素晴らしい点は、日々沢山のお子さんの成長に出会えること。皆さんのブログを拝見させていただいたり、メッセージやコメントを通じて様子を教えていただいたり…。

 

「あの時は、Yuzyもそうだったなぁ。」

 

と、過ぎ去った時間というより、蘇らせることが出来るの時間。

とても嬉しく感じています。

 

しかし、同時にあの時こうしていたら…と残念な想いに駆られる瞬間が訪れることも確かです。

あの時は、分からなかったけれども、時間が経った今だから分かること。

 

今日はそんなことを綴ってみようと思います。

 

第1位:「秩序感」

 

幼児期に大切にすべきだったと感じる第一位は何といっても「秩序感」

 

秩序感とは…
物事の正しい順序や決まり、筋道のことを秩序というが、秩序感とはそうしたことへの各人の感じ方である。成人の場合でも、この感じ方には個人差があるが、人間の成長過程において、この秩序が非常に鋭敏になる一時期がある。(「モンテッソーリ教育用語辞典」、クラウス・ルーメル、学苑社、2011、203頁) 

 

多分、これはモンテッソーリ教育を知らなければ、今でも知らなかったのではないかと思います。子どもにとっての安心感とは秩序によってもたらされるというのは、母にとってダイヤモンド級の発見でした!!

 

「なぜ靴は右から履かないと嫌なの?」

「駅はあっちなのに、なぜこっちの道でないとダメなの?」

「今日はこのコップで飲みたいのに、なぜあのカップを出そうとするの?」

 

空間の位置づけ、決まった運動、時間などこの時期にあらわれる秩序感。いつもと違うと混乱することを知っておけば、初期の母のようにあたふたせずに済みます(笑)。

 

第2位:「敏感期」

 

 幼児期に大切すべきだったこと、第2位は「敏感期」

 

『敏感期』とは…

子どもが育つ過程で、ある物事に対する感受性が特に敏感に働く時期。子どもが一定の能力を獲得するのに役立つ時期。(「モンテッソーリ教育用語辞典」クラウス・ルーメル、学苑社、2011、217-218頁) 

 

「3歳になったらお稽古を始める」

 

そんなお友達たちの話を聞いて、我が家も何か知育的なことをやらせた方が良いのかなどと考えていた当時。けれども、モンテッソーリ教育の敏感期という概念を知り、子どもがやりたがっていることが分かると、環境を設定できれば文字でも数でも子どもは自然と身に着けていくことが出来るのだと驚いたものでした。

 

「ティッシュを次から次に出したがる」

「寒いのにドアの開け閉めばかりをしたがる」

「落書きばかりしている」

 

そんな大人には「いたずら」に見える行為でも、子どもにとっては「敏感期」と呼ばれる、成長に必要なプログラムだということを理解できれば、子どもの行っていることに思いやりを持ち、敬意を払い、自信を持って向き合うことが出来るのだと感じます

 

第3位:「日常生活」

 

幼児期に大切すべきだったこと、第3位は「日常生活」

 

日常生活とは読んで字のごとく「日常の生活」。

ついつい生活するのに精いっぱいで、なかなか「大切にする」などというところまで気持ちが回らなかった幼児期。しかし、今振り明けってみると、この時なおざりにしたことは、小学生になってもできないもの^^;逆に、幼児期にできたことが出来なくなるのも発達の第二段階の小学生の特性(笑)

 

発達の四段階とは
モンテッソーリの子どもの見方、児童観としてとらえていくことができます。モンテッソーリは子どもの肉体的、精神的、社会的、知的特性に応じて発達段階を四段階(第一段階(0歳~6歳)、第二段階(6歳~12歳)、第三段階(12歳~18歳)、第四段階(18歳~24歳))に分けています。(「モンテッソーリ教育が見守る子どもの学び」、松浦公紀、学習研究社、2007、208-209頁)

 

この時期に、子どもに何を提示して何を出来るようにしてあげるかは、親の心一つなんですよね。出来ると分かりながらも、ついつい面倒でスルーしてしまったもの。後からツケがやって来ることを知っていればっと丁寧に過ごしたのに…と悔やまれることが沢山あります^^;

 

★★

 

以上、幼児期のお子さんをお持ちのお母さん方が羨ましい!!と心の底から感じながら、綴ってみました。

 

今思えば、時間的なゆとりのあった幼児期。やりたいことを思う存分やること。そして、自分の人生の主人公となること。こんな出発点が小学生以降も大切になってくるのだと強く感じています。

 

学童期に必要だった3つのことが書けるようになるのは、娘が思春期に突入してからでしょうか^^;

 

ご訪問、誠にありがとうございますハート

 

 

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